2回目の合宿研は、充実してました | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

本年度2回目の合宿研は、ボランティアが所用のため欠席だったので、スタッフ的には大変な1日でした。

予定が入れてあったので、パンパンのスケジュールをこなしていました。

朝の駅でのお出迎えに始まり、一人でいろいろやらないといけないので、目の回る思いでした。

幸い中学生のU研究員が研究のリードをしてくれていたので、その間に色々裏方の仕事も出来て、助かりました。

 

まず、最初したのは記録の取り方の説明からでした。何をどのように記録するかがよく分かってない新会員が多いので、その書き方とまとめ方の説明をしました。

そして、いよいよ今日の本題の1番は、ヒルは「御在所と藤原のどちらを好むのか」の実験結果を調べることです。

20匹入れて2週間たったところで、全部取り出して調べることになっています。

まず、両方のヒルが交じり合わないようについたてをつくり、担当を決めてヒルを取り出しまそのあと、念を入れて両側に入れてある落ち葉の裏側や砂の中を丁寧に調べました。息に反応して出て来たものの外に、御在所側4匹藤原側1匹が出て来ました。

合計は、御在所側 4匹、藤原側11匹の計15匹でした。確か、20匹入れたはずなのに、5匹も行方不明になりました。どうも、数え間違いが原因かもということになり、再度実験することにしました。

少し休憩を挟んで、同じ装置に、滋賀県蛭谷町で捕って来たヒルを入れました。今度こそ丁寧にカビえて、18匹を装置に投入しました。2週間後に調べます。


何とか入れ終わり、昼食タイムになりました。外の机が人気で、小学生は、暑い中ベンチで食べていました。

 

午後から、鶏をもらうことになっていて、お願い先まで頂に行きました。最後の記念の卵を箱の中で産んでいてくれました。

準備を整え、鶏の首にヒルを付けていきます。

藤原のヒルの飼育瓶から大きいものを9匹選びます。

最初新会員が付けていたのですが、どうもいじくりましたのでヒルが弱ってしまい、まともについてくれません。30分以上格闘してもダメなので、師匠のU研究員の登場となりました。さすが彼は手際よく、9匹のヒルを簡単につけました。

1時間くらい吸血して1匹が落ちてきました。でもほとんどはよく吸い付いていて、2時間で丸々太った吸血ビルが出来上がりました。

三匹ずつ飼育瓶に入れて、5週間後を待ちます。ちょっと期待がもてそうです。

鶏は、来週まで飼育して再度実験に協力してもらいます。

 

あっと言う間に4時を回ったので、今日差し入れでいただいたスイカタイムにしました。

大きなスイカで、私は今年初ものです。

スイカで乾杯をして、実験の成功を祈りました。

5時になったので、後片付けをして夕食づくりとなりました。

今日のメニューは、チキンソテーです。チーフシェフは、U研究員、助手はM研究員です。

なかなか上手に6人前を作り上げました。

美味しくいただき、今日のできごとをいろいろ話しあいました。

 

8時になり、宿題タイムの子と入浴の子に分かれて9時過ぎには、就寝体制に入りました。

今日は、どんな夢を見ているのかな・・・・・。

とても充実した一日になりました。