吸血15時間後・・・・・・?? | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

昨夜は、比較的ゆとりを持って就寝することができたので、みんな朝は早起きです。

5時半過ぎに起きて来て、朝の自然を楽しんでいました。

昨日差し入れてもらったスイカをカブトムシの誘因に置いておいたので、それを見に行ったようです。みごと跡形もありません。カラスのしわざなのですが、誰か気が付いたかな‥‥。

わたしは、朝5時から畑にキャベツとブロッコリーの苗を植えました。そして、ホウレンソウの種まきをしました。少しでも、食材費を浮かせるための努力です。

そのあと、用水路まで足を延ばし魚やエビをとっている子もいました。昨日頑張って献血してくれた鶏に食べさせてやろうとしていましたが、うまく食べてもらえなかったようです。キャベツの葉を小さく切って、かごの中に入れていました。どれも思うように食べてくれず、ぐちゃぐちゃ言っていました。もっと鶏の気持ちにならないと‥‥、と声掛けをしました。

一通り騒動が収まり、寝袋のあとかたづけです。

これが結構手間が要って朝の大仕事です。その間に朝食の準備が整い、一緒にいただきますという手順です。

今日から参加の子がやって来て、8時半に朝の会をしました。今日は、新しいボランティアさんが来てくれたので、二つの活動が並行で進みます。

まず、小学生グルーブは二週間前鹿の血を吸血させたヒルと、昨日鶏から直接吸血させたヒルの観察から始めました。

2週間前のヒルは吸血意欲を示して、瓶から出てくるものが何匹もありました。

交尾しているヒルもあって、ちょっとびっくりでした。もう、交尾はすませていたはずなのに・・・・

子どもたちはラブラブゃと喜んでいました。もしかしてこの瓶で産卵が確認できると、また、新しい考えができます。ちょっとドキドキですね。

さすが昨日吸ったヒルは葉の下やコケの中でじっとしているものばかりでした。

この様子をみて、どうもシカの血を吸わせたものは、うまくいってないなあと言っていました。鶏のように丸々太るまで吸血しないので、だめなのかも知れない。凝固防止の薬剤がだめなのかも知れない、など話に出ていました。この吸いに出て来るヒルを来週再度吸血させてやろうという話も出ていました。産卵しないことははっきりしているので、次の手をうとうということです。

 

そのあと、小学生グルーブは、夏休みに滋賀県の朽木の森に出掛けて行って一緒にやる実験の話や体験方法を考えたり試したりしていました。

 

一方ボランティアグループは、先日ヤクザル調査隊の総括会議で半谷先生からもらった課題を解決するための実験装置を作りました。もらった課題を解決する装置は第1回の時話合いをしながらできたのですが、それを制作するとなるといろいろ難題がありました。OBのI君に頼んだら作ってくれそうだと、声掛けをしたら快く来てくれて初めてのことだけど頑張ってやると3時間ほど格闘して作ってくれました。

これで装置としては出来たので、T研究員がphの測定と目的の水素イオン濃度になるように溶液を作る練習を始めようとしたところ、しばらく使ってなかったph計がストライキを起こしていて、うまくできなくなりました。次回持ち越しです。

 

今年は、食事を作るのも簡単には行かなくて合間を見てU研究員が台所に立つこと多くなりました。未だ、役割分担がうまくいかないからです。今日の昼食メニューは、EU風ぶっかけうどんという名前で発表してありました。ボンティアのG君も10時ころに来てくれたので、二人でいろいろ格闘して作ってくれました。

ものすごくおいしかったです。やはり、量を多く作ると味は良くなるようです。

再度食べたいとリクエストが出ていました。

午後は、御在所まで次回実験に使うヒルを捕りに行きました。藤原ではなく御在所のヒルが必要だからです。ところが、残念ながら昨年大量捕獲したところにはいませんでした。みんなでやや大きいものを9匹捕獲しただけです。実験には足りないので、来週中に私が確保しに御在所に行ってきます。

 

とても充実した二日間でした。観察実験も何とか軌道に乗り始めたと思います。コロナが流行って強制遮断されないことを祈るばかりです。