順調に滑り出せた2022年の研究会 | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

例年にない緊張感の中、5.月15日の朝を迎えました。天気は、昨日朝までかなりの雨が降り今朝は曇りというヒル研にとって絶好の日となりました。待ちきれずに30分以上も前に研究所に到着した子もありました。

定刻になり、継続会員3名、新入会員3名、特別会員1名がそろったので、早速開会を宣言しました。
保護者を交えて、総会のような形で30分ほど話し合いました。とくに、今年は御在所・藤原からもう少し全国に視野を広げて行きたいという話が中心になりました。ご賛同いただけたと思います。

 

いよいよヒル研の活動です。一番最初の活動は、大切な記録を綴じていくファイルを作ることです。

思い思いのデザインでファイルの表紙を作っていました。少しシールも用意したので、それを貼ったりしていました。ヒルの絵を上手に描く子かいることを発見しました。これは、ヒル研として大きな財産です。しっかりと記憶しました。

そのあと少し休憩を挟み、先日ヤクザル調査隊総括会議で、半谷先生からご指導いただいたことについの実験計画を立てました。長丁場の実験なので、全体を見ながら研究日の割当てをしました。ひととおり、計画案ができて、ランチタイムとなりました。

今年の新備品を使って、楽しい野外ランチタイムとなました。大工さんが大きい目に作ってくださったので、片側4人がけが出来てみんなが一度に座れます。嬉しいです。

 

午後から、前回下見に行った近場でヒルが沢山いる場所に出掛けました。下見の時は、乾燥していて一匹も捕れませんでしたが、今日は昨夜までの雨も手伝って、楽しくヒル捕りができました。

少しじっとしていると、何匹も足に上ってきます。地元の人が少し歩くとヒルが沢山上がってくると言われる

28匹も捕ったよと、数えていました。新会員です。なかなかの腕前です。

みんなの分を合わせて数えると、70匹以上捕っていました。新会員は、初めてのことで、興奮気味でした。地元の皆さん。今日は70匹頂いて帰ります。ありがとうございました。また、捕りに来ます。

 

研究所にもどると待ち構えているのが、大きな飼育瓶に移す仕事です。これは、名人が継続会員にいるので、その指導の下に移し替えました。

「移し替えがこんなに大変とは思わなかった」思わず口を突いて出た新会員の一言です。私は、にんまりとしました。

30分くらいかかって、やっと全ての移し替えが終わりました。

瓶の中では何組かの交尾(交接)シーンが見られて、新会員たちは大興奮。何組もカップルが誕生している、と大騒ぎ。。

卵が生れるといいね、と期待に胸を膨らませていました。今日は時間がないので、来週の研究日に吸血させることにしています。

 

16時前になり、今日のまとめを書いて終了となりました。今日は楽しかったぁ。……良かったぁ。今年もがんばれるぞ!!!