ヒル研は、夏休みの宿題も手伝います | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

最近の夏休みの宿題は、10年前とはずいぶん様変わりしてきました。

10年前は、ヒル研の活動を自分なりにまとめて、夏の自由研究として提出していました。最近そのような種類のものはなくなり、姿を変えてきました。というのも、自由研究という名の課題がだんだんレベルアップしてきて、子どもの力では到底できないものばかりがもてはやされるようになりました。親の協力も必要だという指導が入るようになり、苦情が出でいました。手伝いたくても手伝えない親は一杯いるのです。また、各種のコンクールがそれに輪をかけ、このような作品が日本一に選ばれましたと煽るので、来年はそれを目指してお尻を叩かれる子どもが続出するのです。

本来の自由研究の枠をはみ出しています。そのおどし文句は、内申書に書いてもらうと入試に有利というような流れになって、本来の教育が歪められていくのです。

ですから、最近はテーマまで自由というものではなく、授業で扱ったような内容の発展的なものに変わってきました。これは、とても歓迎されることです。

そうは言うものの、自分の力だげで出来る子は限られています。

そこで、ヒル研はいろいろな支援をしています。活動日に宿題をする時間をとっています。ボランティアもいるので、ていねいに教えることもあります。本来自分でやるのを見ているだけがいいのですが‥‥。

今回は、中2の課題で夏休み中にハンバーグを家族のために造りましょう、というもの。丁度いいので、ヒル研の食事メニューをハンバーグに代えて食事当番をY研究員にしました。一石二鳥で、自分の役割を果たすことにより、宿題も出来上がるというわけです。

ランチの準備時間がきて、Y君は台所に立ちました。ミンチを解凍して、ボウルに入れました。いよいよ開始です。11時10分です。

卵やパン粉なども入れて、玉ねぎのみじん切りです。

全て入れて、こねる仕事です。ここが味のキーになるようです。

一個の大きさにまるめて、キャッチボールをします。

フライパンに乗せて蓋をして、弱火で8分。

こんな素敵なハンバーグランチが出来ました。出来あかったのは、1時。

おなかすいた、他のメンバーから催促の声が届きます。

6人分のランチを完成です。

 

挨拶の言葉の後、いただきますをして一口食べたら、おいしいのです。すごい。これは、自慢できるね。あとは。時間短くしてほしいなあ。

ヒル研特製ハンバーグ定食の完成です。

宿題もできて、今日は充実していました。

横で時々お手伝いしていて、楽しかったです。お疲れ様。