産卵実験の準備がて来たよ!! | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

コロナの性でなかなか合宿研究会ができずに、産卵実験も延び延びになっています。

今日は、蔓延防止も解除になり、注意して合宿研究が出来るようになりました。今季初めての合宿なので、みんな嬉しそうに集まってきました。

今回は、大きなテーマが二つあり、まず土曜日は、産卵実験の準備です。日曜日の話は、次のブログにします。

 

朝9時、約束の時間に少し遅れて叱られましたが、鶏がお願いしてあった猟師さん宅に行き、1羽鶏をお借りしました。

今日の実験は、いろいろ考えたのですが、30匹のヒルを吸血させて産卵を促そうと考えています。一度に鶏の体に30匹も付けると大変だろうから、二回に分けて吸血させることにしました。

先ず、今までストックしてあったヒルの飼育瓶から、精鋭のヒルを15匹選ぶことから始まりました。

もう、交尾機会は十分あったはずだし、5年くらい生きて来たであろうと思われる特大のヒルを選び出しました。

そして、10時に一斉に15匹ヒルを付けました。

30分ごとに吸血状態を記録しました。吸盤は固定しているので、横幅を測っていきました。だんだん太っていくのが数値でよく分かりましります。
30分くらい経ったときの写真です。大きくなっているでしょう。

午後使うヒルが足りないことが判明して、ボランティアと研究員が急遽山に捕りに行きました。

1時間経ったときこんな感じで丸々太ってきました。

そして、1匹が満腹になり転げ落ちてきました。

それを産卵用の飼育瓶に入れました。1瓶3匹ずつ入れます。

今年は、快適性を増してコケが入れてあります。この方が乾燥を防げて産卵にはいいと思って、一部コケを使います。

2時間経って、まだ吸いたがっているものもありましたが、次の予定もあるので、全部取り外しました。

研究員が赤い色のヒルがいると報告に来ました。よく見ると、確かにいます。上のと比べると違いがよく分かります。

 

午後二回目の吸血実験に入り、交代で近所のネコに鶏がやられないように見張りをしました。

今回も2時間くらい経つと、転げ落ちて来るものがいくつもありました。自力で動けないくらい太った食いしん坊もいました。

吸血が終り、鶏を返しに行きました。

 

しばらく休憩して、明日の実験用のカエルを捕りに行きました。

今年入ったK研究員はカエル捕りの名人です。あっという間に、小さいものですが、10匹以上捕っていました。

これで今日のプログラムはほぼ終了して、本日のスーシャルディナーを作ります。

チーフシェフは、R研究員で大奮闘して約2時間かかっておいしいソテーを作ってくれました。

美味しかったです。

みんなでお風呂に入って10時過ぎに就寝しました。

久しぶりの生活なので、みんな楽しそうです。では、明日のことは次のブログで------