とうとう来たかという感じ。
研究員の学校で、土日は自宅待機の指導がありました。コロナ感染の濃厚接触者の陰性確認が済むまでの待機です。
それには協力しないいけないので、一人お休み。もう一人は、朝から体調が悪く休養日に。もう一人は、元気だが資格検定で午前中休みということになり、本日の参加者は午前中小学生1名となりました。
毎回、終了時に次週の予定を立てて解散するのですが、今年はその予定を変更してばかりです。つまり、1週間で世の中は変化していることを表しています。全く連続した研究にならないので、ストレスもたまりっぱなしです。すっきりしないのですね。
ぼやいていても仕方ないので、ボランティアと3人で山にヒルを捕りに行きました。
ところが、不運続きで、今日の天候も気温25℃、地温16℃、湿度25%ということで、乾燥注意報が出されています。2週間そのような状態が続いているので、さすがのヒル処も地面は完全に乾ききっていて、ヒルが出る幕もありません。辛うじて1時間くらい捜して10匹捕まえました。
折角お天気もいいので、藤原岳自然科学館のふれあいの森に行ってランチタイムとしました。しばらくすると、T君も到着して、少しにぎやかになりました。
帰り道、一昨年から観察場所にお願いしている高台のお家に、その後の様子を見せてもらいに寄りました。きれいに草刈りもされていて、ヒルは全くいませんでした。今年も、引き続き観察させてほしいとお願いをして帰りました。
今年はとりあえず、カエルとヒルの関係をしっかり調べて行こうということで取り組んでいます。先週に仕掛けた、少し密な空間のカエルとヒルのバトルの動画を見ながら、工夫を話し合いました。
前回のアマガエルを2匹入れてヒルを6匹入れたセットは、筒状の海苔の容器だったので、動画にはうまく撮れませんでした。周囲の光が入り込んでハレーションを起こし中の様子がよく映りませんでした。でも、二匹のアマガエルともピョコピョコ跳ね回り、ヒルの猛攻を受けているのはよくわかります。第1回のトノサマガエルと同じように20時ころから朝にかけて、互いに活発に動き回りました。カエルは必死て逃げ回り、1週間、よく耐えたと思います。やや痩せたように見えます。
その実験セットのカエルをよく観ると、足にヒルが吸いついているのを発見しました。そっと、カエルを指に乗せてケースから出してやりました。
吸血しているようで、ヒルの後部が膨れています。カエルはじっとしていてヒルもカエルから離れません。カエルにしてみたら、やられたという感じでしょうか。
今回はさらに良い写真を撮ろうと、逆に以前の水槽(約21cmX15cm)にたくさんのカエルとヒルを入れて蜜空間を作ることにしました。
カエルは、前々回から頑張っているトノサマガエル1匹、前回から頑張っているアマガエル2匹、今回とってきたアマガエル3匹、アカガエル1匹の計7匹を選手にしました。ヒルは、今日捕って来た10匹と前回から頑張っている4匹を加えて14匹が迎え撃つことになりました。
小学生のK君が投入役を引き受け、実験セットを組み上げていきました。
前回は1分間隔で連続写真にしたのですが、もう少し詳しく撮りたいということで、30秒間隔にセット変更しました。
まだ、カメラも回っていないうちから、向こうの縁にいるアマガエルの背中に、今日捕って来た小さい目のヒルが吸いついています。
また、顧問のジョニーさんからゴープロを借用してきたので、動画撮影をすることにしました。こちらは、2時間程度しか収まらないので、
一番バトルが激しくな深夜帯に撮影することにしました。私が忘れないようにスイッチを押さなくてはいけません。
去年のように宿泊研究会が開催できるなら、この実験は最適の内容で、大興奮の渦の中研究結果が出て来て、僕たちが調べましたとなるはです。でも、動画という間接的なものにしかならず、残念です。やはり、百聞は一見に如かずのことわざ通り、何でも映像で理解する教育方法に置き換わろうとしている現在なのですが、ほんの瞬間でもいいから見ることが出来るというのは、子どもたちの研究姿勢に大きな影響を与えます。
まあ、コロナの性ですから映像で我慢しましょう。ヒル地獄でのカエル対ヒルのバトル、どうなるでしょうか。
次週も予定を変更して、この続きをしようと思います。どんな結果になるのか、楽しみに
頑張れ、カエルくん