台風5号で九州地方は、大変な状況のようでお見舞い申し上げます。ここ鈴鹿山脈も、かなりの雨が降りました。
前回報告のとおり、少々の雨では、山肌の落ち葉を押し流すようなことはなく、ヒルスポットAの上の方に行かないと、ヒルに出遭わなくなりました。理由は、10m四方くらいのヒルスポットAで、私たちは既に250匹ほどのヒルを捕ったので、ほとんどいなくなってしまいました。上部から補給がないので、ヒルの数はほとんど増えませんでした。
今回の台風で、上部のヒルが流れてくるのではないかという予想を立てて、調査に向いました。
お寺の駐車場に着くと、そこには1匹ヒルが待っていてくれました。
舗装道路にはヒルは通常いないのですが、今日は注意して歩くと、ひょこひょこ歩いています。いつものヒル捕り場に着くまでに、道路真ん中の落ち葉がたまっているところで10匹位出遭いました。道路沿いには、20匹以上のヒルがいました。
ヒルスポットAに行く道を上っているときも、何匹かヒルをみつけました。大から小まで、10匹以上いました。
ヒルスポットAにたどりつくと、先週はほとんどヒルは見られなかったのに、今日は10分くらいで大きいのを20匹ほどつかまえました。実験ように使います。小さなヒルは、そのままにしておくことにしました。無駄な殺生はしたくないので、そのままにしました。
これで、上部にいるヒルが雨で下に流れるというけれど、かなりたくさんの雨が降らないと、簡単には流れ落ちてくることはありません。でも、水の力で、だんだん下の方に流されてくるのは確かです。ですから、ヒルスポットAで私たちが見つけたヒルは、長い間かかってたまったものと考えられます。
このことが確認できたので、研究所に引き返すことにしました。
みんなは、忌避剤のジョニーを足元にかけていたのですが、T研究員がジョニーを使わずに行っていました。その結果、悲劇が起こりました。
足に大きなヒルが付いていました。
折角なので、最後まで吸血させようと、頑張ってもうことになりした。推定、2時間後、丸々太ったヒルは足を離れて下に落ちたので、飼育瓶に御用となりました。T研究員は、「俺の血を上げたのだから、卵を産め」と命じて、霧を吹きかけていました。
それにしても、ジョニーをかけた研究員は吸血被害なし。すごいね、ジョニー。