更に上にヒルスポットがないと・・・???? | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

夏休み前の3連休、天気は良くないですか、ヒル研にとっては恵みの雨。

でも、何時にどれくらい降るかがあまり当たらないので、計画を立てるのに苦労します。

昨夜の予報で、今日は昼間太陽が出るくらい暑くなるというものでした。でも、実際は昼前からしぐれてきて、急きょ野外実験を短縮して帰りました。別に、短縮しなくてもいいのですが、晴れを信じで雨具を駐車場に置いて山に入っていたので、引き返す羽目になりました。実は、水遊びをしようと水着まで準備していたのですが、寒くて入れませんでした。

 

前置きはここまでにして、今日の野外実験は、前回見つけたヒルスポットAの上の方にきっとあるヒルスポットBを探しに少し山道を登りました。

ところが、ちょっと驚いたことにいつものヒル捕り場(一番下の道路際)に、ヒルは5匹ほどしかいません。その上のヒルスポットAにも、余りヒルはいません。特に大きなものがにょきにょきいたのに、今日は、大きいものは数匹で、あとは中以下のものがいただけです。最初ここを見つけた時には100匹程度大きいものを捕っていったのですが、そのあとだんだん少なくなり、今日はほとんど見つからないのです。

それでCTYの取材を受けた日にも、あまりいなかったのです。

そのことを考えてみると、このヒルスポットではまだ卵塊が見つかっていません。小さなヒルはいるのですが、それほど多くはありません。

ということは、ここで増殖しているのではないということになります。

もう少し上のほうを調べるのに、登山道を登りました。10分も登ると、その付近にはヒルが沢山います。雨で流れていく途中のヒルと思われます。

急な坂ですから、ヒルは何かに引っかからないと流れていきます。

 

ヒルの生息域の見当をつけていた分岐のところまで登りました。頂上に向かって右側は、石灰石がごろごろするようになり、ヒルも元気に出てきます。

その周辺に動物が来るかどうかを調べるのに、一晩カメラを仕掛けることにしました。

明日は、何が写るか楽しみです。

 

帰り道は折り返しなので、注意深く周囲を見回して下山しました。

ヒルスポットAまで降りてくると、やはりヒルは激減しています。前々回、捕りすぎたので、ヒルがいなくなってしまった。雨が降っていても、山上から流れてくるほどの大水にはなっていない、ということで、上からヒルが運ばれてこないのではないか、と考えました。

そこで、ヒルスポットAにもカメラをしかけて、動物のかかわりを調査してみようと思いました。

どちらも明日の結果が楽しみです。

 

帰り道、藤原の風穴に立ち寄り、風穴周辺は、純粋な石灰岩層なので、今日のように雨が降っているような日は、ヒルがいないか探しに行きましたが、ここにはいませんでした。みんなで議論しながら帰りましたが、結論は拡散するヒルの元がここには落ちてないと考えたらよい、ということになりました。落ちたかも知れないが、育つほどにはならなかったということでしょう。

だから、石灰岩層には必ずヒルがいるとは限りません。そこに元が落ちれば、増えやすいということになるでしょう。

 

よるは、OBがぎょうざを作って持ってきてくれたので、からあげを作って食べる予定でしたが、1品増えて豪華になりました。ありがとう。

差し入れのトウモロコシやシュークリーム、お腹いっぱいになりました。明日も元気に頑張ろう。