待望の雨か降った。でも・・・ | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

乾燥していて、ヒルにとっては大変な5月末から6月、やっとこの付近にも雨らしい雨が降ました。きっとヒルは、大喜びしていると思います。

夏山フェスタに参加している間に、名古屋は相当の雨が降りました。藤原地方は、シトシト雨だったようです。

6日に仕掛けたカメラを、10日朝から引き上げに行こうと思ったのですが、すごい雨で山に行くのをためらいました。

それで、11日の朝からカメラを引き上げに行きました。電池がもっていたら6日から10日までの夜間の5泊分の写真が撮れているはずです。

さらに、ヒルもたくさん出でいるだろうと期待しつつ、早朝から藤原に向いました。

8時、現地到着。気温23℃、湿度78%、地温18℃という、ヒルが出現するには申し分ない条件です。

 

カメラを回収する前に、ヒルの状況をチェックしました。

いません。いくら探してもいません。この前捕り切ってしまったので、いなくなってしまいました。すごい事実です。

雨は、降りましたが、流れるほどは降らなかったようで、乾燥しきっていた地面がしっとり濡れた感じでした。もし、ヒルがいたら、じゃんじゃん出てくる条件はそろっていますが、一匹たりとも出てきません。

今まで、ヒルが一杯取れた所なのに、どうしてヒルがいなくなったのでしょうか。大きな謎です。

私たちが捕り切ったから!!

じゃあ、もうここはヒルがいない場所になるのか。もし、そうだとしたら、それはそれで大きな事実です

30分ばかり探してヒルがいないことを確認して、カメラを回収して帰りました。このデータは、次回子ども研究員が集うときに、開けてみようと思っています。何が映っているか楽しみです。

そして、ヒルの広がり方の本質に迫っていく足がかりが見つかりそうです。