第1回の子どもヤマビル研究会のヒル採集は、藤原町内のある林道なのですが、T研究員が崖を上り地質の違いとヒルの発現率の高さを確認しているとき、
登山をしておられた熟年男女が8人下山してこられました。
何をしているのと聞かれたので、子どもたちがヤマビルを捕っています。と答えると、びっくりしておられました。
下に待ち構えていた二人の研究員が、ヒルが付いていたらくださいと、声をかけて、足元を見せてもらっていました。
そして、ヒルについていろいろ質問されるので、それにてきぱきと答えていました。
さすが、ヒル研の子ども達です。ヒルは、上から落ちて来ないのですよ。僕たちが研究して証明しました。足元をしっかりガードしていたら、やられません。今日は、温度はいいのですが、湿度が少ないので、ヒルは乾燥が嫌いで出てこないのです。
という風に、調べたことを積極的に話しかけていました。
この力は、昨年度6月の名古屋で開催された「夏山フェスタ」での活動が、生きていると実感しています。
私は、崖に登っているTを見守りながら、そのやり取りを聞いていました。そして、うんうん成長しているな、と思いました。
今日は、ヒルこそ捕れなかったが、いろいろ収穫のあった第一回の研究日でした。