令和元年第1回ヒル研 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

新年度最初の子どもヤマビル研究会でした。

二日前から急に気温が上がり、夏日を記録しています。

3人の研究員は、早朝組も含めて、みんな張り切ってやつてきました。

コーディネータの私も、思わず気合が入ります。

 

さっそくいろいろ準備に取り掛かりました。

ます、貴重な記録を残していくマイファイルの作成です。一人一人の個性がにじみ出ます。

そのあと、年間計画や、今年ぜひ解明したいことなどの話し合いをしました。

お昼は、研究所で楽しく食べました。みんな定番のおにぎりです。学校の様子などを出し合って楽しんでいました。

 

12時半に藤原のいつものヒル採集場所に出かけました。冷房がほしいくらいの陽気です。到着して、駐車場をお借りしているお寺に参拝して、ヒルのいるとこに出かけました。

今日は、大きいヒルのみ20匹だけ取ってくる予定でした。しかし、現場に行ってみると、ヒルは全くいません。

いくら探しても、数匹小ぶりのを見つけただけです。

地温を測っても、15℃以上で、ヒルが出てきてもおかしくない温度です。でも、湿度が27%と極端に低く、これだけ乾燥していては、出で来れないという結論になり、1時間ばかりの採集は中止となりました。

 

でも、出できたヒルは、去年Y研究員が発表したやせているヒルは、お腹がすいているのか一番に出できます、という結果と合っていました。出できたヒルは2cm位の数匹ですが、みんながりがりに痩せていました。

この結果に、Y研究員はにんまりしていました。

3時前に、研究所に戻り、本日捕獲した数匹のヒルを、快適な飼育ビンに移しました。

 

でも、結果的には、予定の研究は全くできずに、そっくりそのまま次回に延期ということになりました。

ヒルのご機嫌には勝てません。

来週は、少々雨でも降って、私たちの味方してください。よろしくお願いします。