新年度の準備を始めました | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

昨年度というか、H30年度のヒル研は、輝かしい成果を収めて終わりました。

新年度に向けて、準備を始めます。

第Ⅰ期は、ヒル研が始まった時で、四日市少年自然の家をベースにヒルと戯れる中いろいろな発見をした時代でした。会場の都合で、1年間でした。

第二期は、4年間続いて、㈱エコトレードさんの会社の一角をお借りしての発展期でした。数々の新発見が続きました。クラウドファンディングで資金の応援をお願いしていいろな実験器具を整えたり、㈱松電舎さんからテレビに映せる実体顕微鏡をお借りすることがてきて、飛躍的に解剖レベルが上りました。そのため、いろいろ噂話に満ちていたヒルの実態を、科学的に明らかにすることが出来ました。

また、昨年度は、実験室で得られた成果を、大自然の中で確認して成果を発表してきました。

三泗小学校科学研究発表会や、藤原岳自然科学館の発表会で優秀賞や奨励賞を受けました。三重生物研究会の発表会では、三重県教育委員会賞を受けました。

名古屋で開催される夏山フェスタにも2年続けて出かけていき、来場者に研究成果を聞いてもらいました。これは、大変な反響がありました。

山と渓谷社の2017年登山白書にも、ヒル研の研究成果を6ページを割いて載せてもらいました。

また、いなべFMやCTY-FMにも生出演したり、YOU四日市にも記事として取り上げてもらいました。

このように数々の成果をあげてきました。そこで新年度から第三期として、初心に返り更なる発展をしていこうと思います。

 

第Ⅲ期は、研究所をいなべ市に移して、研究の充実期にしたいと考えています。

昨年度からの課題がたくさん残っているので、それを大自然の中で確かめていこうと思います。

少しご紹介すると、ヒルを拡散してるのはシカやイノシシだという説が一般的ですが、私たちの研究では、かなり疑問があります。その辺りを子どもの視線やレベルで解明していこうと思います。

また、鈴鹿の山にはヒルが多いので知られていますが、なぜか御在所岳は極端にヒルが少ないのです。昨年度、この研究に取り掛かったので、これは今年かなり解明できると思います。鈴鹿の地質に詳しい先生のご指導をいただけるようになり、早速、3月末にみんなでお邪魔して教えていただくことにしています。

また、産卵のメカニズムを詳しく知りたいと3年間続けていますが、なかなかうまくいきません。今年は、既に猟師さんにお願いしてシカの血液を確保してもらってあるので、この辺りもぜひ調べたいと思っています

 

新年度の会員を現在募集中です。下記のアドレスにメールをいただきましたら、詳しい案内を差し上げます。4月10日が締め切りです。是非振るって新会員なってください。新小4〜中2の生き物が好きな子を募集しています。

  ⇒ hiruken2@outlook.jp

です。お待ちしています。