新年あけましておめでとうございます。今日は成人の日、子どもヤマビル研究会の研究員も既に成人した子がいます。成人の規定が18歳になったので、誰が成人式を迎えたのかよくわからなくなってしまいましたが、多分、今年成人式に出席した子がいると思います。あとで祝辞を送っておきます。
わが現役のヒル研究会員は、いなべFMの「おはよーいなBee」で、昨年10月の藤原岳自然科学館の研究発表で、優秀賞と奨励賞を受けた報告をしてもらいました。収録は年末にしてもらってあったのですが、それを電波に乗せてもらいました。お聞きくださった方もあると思います。
ヒル研に入って1年目のT君に、ヒル研に入ったきっかけからインタビューが始まりました。
お母さんに勧められて入りました。ヒルって見たことなく、どんなものかなあと思って入った。別に気持ち悪くなかった。入ってみて嫌なことはなく、とても楽しいし入ってよかったと思っている。
研究したことは、御在所にはヒルが少ないが藤原には多いということを発表しました。
インタビューは、藤原の方がヒルは好きなんだねと進んだのですが、T君は御在所が嫌いなのだと思うと盛んに繰り返していました。この視点は大変大事なところで、T君が譲れになかったところなんですね。彼の頭には来年を見据えて、鈴鹿の山全体を調べてみたいという思いがあり、原則鈴鹿山脈にはヒルは多い。でも、御在所はほとんどヒルがいない。それは、御在所が住みにくいからだと考えていきたいようです。これって、新発見につながりそうです。期待しますね。
次に、2年目のM君になりました。
ヒルにやられないのはどうするかという研究をしました。ストッキングが効果がある。靴下では目があらいので入り込んでくる。
そのほかには、リュックを担ぐとき注意深くするのがいい。塩も効果がある。2.5%よりこい食塩水ならヒルは死んでいきます。と、研究したことを話していました。視聴者からすると一番知りたい情報なのでインタビューも力が入っていました。来年も、この続きをして、もっと効果的なヒル被害にあわない方法を考えていきます、宣言していました。
三番目は、Y君です。彼も2年目ですが、いまはまっているはヤマビルの解剖です。その中で、気づいたことは、1年に1回しか血を吸わないと言われているヒルが、解剖練習しているとほとんどのヒルがすでに吸血している。満腹のは出で来ないがお腹がすいたヒルは、また出で来ることが確認できた。また、全く血が残ってないやせたヒルは、一番に僕たちを見つけて出てる。
ヒルは、二酸化炭素と熱に反応するが震動には反応しないことが去年の研究で分かっているので、みんなで道端てハーハー息を吹きかけながらヒルを集めている。それでつかまえたヒルを調べたら、やはり、一度血を吸ったヒルも、おなかかすいたらいつでも吸血しに来るということが分かりました。
最後、Y君に代表して質問がありました。ヒル研の面白い所ってどこなの?
それは、学校の勉強だと答えがある。しかし、ヒル研は答えがないので調べてみないとわからないし、それがすぐ調べられるところです。
こんなことを、15分ばかり話しました。子どもたちは、大体言いたいことは言えたと言ってました。
そのあとの廣先生とのトーク番組にご出演の廣光岐先生がスタジオで聞いてくださっていたようです。子どもたちを次のように評価してくださいました。
ワクワクすることを追い求めて、関心を持って追及する、そういう心を持つことが大事、ワクワクしながら想像する、ドキドキしながら成長していくのが大事たと思う。私はヒルはダメだけど、この子どもたちはすごいです。それで研究しているのだから。頑張ってください、と。
トークの中で、何度も子どもたちの活動を引き合いに出されていました。聞いている私も、とてもうれしくなりました。
みんなに期待されるいうことは、前進していく大きなエネルギーになります。ことしも頑張っていきたいと思います。
間もなく、来年度の研究員の募集をします。どうぞ、やってみたいと思う子は。応募してください。このブログに掲載します。