自然教室で、ヒル研会員が | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

四日市市では、小学5年生と中学1年生が、自然教室に参加します。

S小学校の自然教室が先週行われ、ヒル研会員のU君が行きました。彼は、ヒルが気になり夕食のカレーを作っている間も暇を見つけて、ヒルを探していたようです。

例年なら、気温も15℃くらいになっておりヒルはまず出てこないのですが、今年は暖かくてヒルがたくさん出てきていたそうです。

軽く息を吹きかけると草むらからのょきにょきヒルが出てきたそうです。その中で大きいのを捕まえてみんなに解説していたら、校長先生が来られて写真をとらせてほしいとリクエストがあったようです。さすが、ヒル研の研究員。ヒルのことをみんなに知らせていたようです。

 

ところで、例年だと9月には吸血を済ませたヒルは、落ち葉や腐葉土の下などに隠れて寒さ対策を始めています。このころ、ヒルを探していると、やせ細った吸血できなかったヒルが最後の力を振り絞って人を探しています。ですから大きなヒルに出くわすことはめったにありません。

ところが、今回は普通の大きさのよく太ったヒルがたくさん出てきているそうです。

ということは、今年最後の吸血をして冬を迎えるはずのヒルが、暖かいので季節を間違えて、再度吸血しに来たと考えられます。

どうも異常気象がこんなところにも影響しているのかという感じがします。

今度10/27に、藤原の自然科学館でU研究員はちょうどこの話題で研究発表をします。予定原稿には入っていませんが、もし質問が出たらいい話題の答えとなりそうです。

さすが、ヒル研研究員。自然教室でも頑張っていましたね。