前線のめぐりあわせで、午後から大雨の予報になりました。
今年最初のヒル研なので、雨は嬉しいのですが、豪雨に近い雨のようで、ちょっと困ってしまいました。
新入会員を一人迎え、4人体制の出発です。でも、家の都合で一人欠席なので、ちょっと寂しい3人スタートです。でも、新入り君は、とても楽しい子で、みんなでいろいろ盛り上げてくれました。
自己紹介の後、去年の発表会のビデオを見て、復習をしました。
そのあと、去年から飼育しているヒルが越冬できたかを調べるのに、バットの上に飼育瓶の中身を出して、ピンセットで葉をどけて死骸でもという意気込みで探しました。
それらしきものも少しは見つかりましたが、生きているものはありません。
この中央左の黒い塊は、少し柔らかく粘っこいので、多分ヒルのミーラ前の姿ではないかと思いました。
昨年度セットしたものを全部調べましたが、生きていたものは一匹もありません。自然界では生きているのですから、どのようにして越冬するのでしょうね。研究のテーマができました。
昼食を済ませて、ヒル捕りに出かけることにしました。ところが、すごい勢いの雨が降り始めました。みんなカッパを着ていざ出陣。
いつもの林道に入ると、大粒の雨が滝のように降ってきて、地面の温度14.7℃なので、今日は捕れないだろうとあきらめかけたのですが、現場について地面に息を吹きかけたら、落ち葉の下からにょきにょきとヒルが出てくるではありませんか。
新入り君も、躊躇することなくさっと手を伸ばしてヒルをつかまえていました。ただ、フィルムケースに入れるのが大変なようでした。
1時間ばかりで、50匹ほど捕りました。去年の発表会で20度近くにならないとヒルは出てこないと発表したのですが、これは訂正しないといけないなあ、と話し合いました。
帰り道、藤原自然科学館に立ち寄り、今後のことも含めていろいろ相談させてもらいました。
帰り際、足元に血がドバっとあるのに気づき、調べたら私の足にヒルが吸い付いていました。大事なカーペットを汚してしまい、大変ご迷惑をおかけしました。
まあ、今年のヒル研も、何とかスタートを切ることができました。皆さんのご支援をいただきながら頑張っていきます。よろしくお願いします。