ヒル研も新年度 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

新規会員がなく寂しい思いをしていたところ、締切間際に4年生の男の子が研究員に応募してくれました。

お母さんの話では、少し引っ込み思案のところがあるが、生き物大好きできっとヒル研の活動がこの子に合っていると思う、ということです。

まだ、会ってないですが、会うのがとても楽しみです。ワクワクしてきました。

ヒル研の研究員は、みんな金の卵なんですが、また新しい卵が増えたと思うと、本当にうれしいです。


研究員は、中1が1名小5が2名、そして小4が1名ということになり、計4名の研究員でスタートします。

昨年の研究員の中3は、高校になったので引退して、ボランティアで時々顔を出してくれることになっています。去年のボランティアのR君も、引き続き来てくれるようで、にぎやかに楽しくヒルの研究ができることでしょう。


今年は、野外での調査活動をもっと増やしたいと思っています。

まず、今まで分かっているようでわからないのが、普段ヒルはどこに隠れているのかです。その棲家を見つけたいと思っています。

湿った落ち葉の下にいるというのはわかっているのですが、ある日突然ヒルがいなくなるのです。いくら探しても、土を掘り起こしてもいないのです。どこに消えてしまうのか、しっかり探したいですね。

土の表面が乾燥して高温になる真夏には、ヒルはほとんど出てきません。


また、ヒル研の特技になりつつある解剖も、繰り返さないと技術が落ちるので、室内での研究日は解剖のレベルアップに取り組みます。やはり命の中心は心臓にあると思うので、それを見つけてみたいですね。もう一つ、解剖してまず一番に目に飛び込んでくるのは、膣なんですね。何より大きな臓器なんですよ。どうしてなのでしょうね。このことと野外でヒルの卵塊を見つけることとは、深いつながりがありそうです。


こんなことを議論しながら、自分たちでできることを研究していきましょう。そして、成果が上がったらいろいろなところで発表しましょう。


コーディネーターも、頑張って子ども研究員の支援をしていきます。