来年度の研究計画を立てています | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

本年度は、数々の大きな成果を挙げて、いろいろなところでその研究成果を発表してきました。

2月10日の三重生物での研究発表が終わると、本年度の予定が終了します。

あとは、山の様子を見ながら、春山登山のレクレーションを考えています。ところが、今年は異常気象のようで、登山ができるのは、本年度中は無理かなと思えてきました。

今は、ストーブにあたりながら来年度の研究内容を練っています。


来年度特にやりたいことは、

①自然の中で、卵塊を見つけたい。そして、そこからヒルが生まれる様子を動画に撮りたい。

②自然の中で、ヒルが寒い日などに潜んでいる場所を見つけたい。その後、実験室的に追試して、ヒル被害の軽減に寄与したい。

③吸血させて産卵させたい。そして、ライフサイクルを明らかにしたい。

④交尾から吸血・産卵の過程を動画にとって確認したい。

⑤血液以外のものでも食べるのかを確かめたい。

⑥解剖をさらに進めて、各器官を調べる。特に心臓の存在を確認すると燃えている研究員あり。
その他、研究しながら見つかる問題にも積極的に対応していく。

    ※ 新入会員には、基本的なことから順に指導します。


これらは、去年までに解明しきれなかったことです。コーディネータとしては、ライフサイクルを確かめたいと思っています。

しかし、子ども研究員がやりたいと思うことがありますので、うまく調整しながらモチベーションを高めたいと思います。


今年で退会する予定の会員もいるので、新規に若干名募集予定です。こんなことをやってみたいという小中生を募集します。

2月の中頃には、ちゃんと決めて、公募します。今は、コーディネータの寝言くらいに思っておいてください。


最近、遅ればせながら北野武の「新しい道徳」という文庫本にはまっています。何度読んでも面白く、実は私と歳が同じなので、よくぞこんなに同じことを考えるやつがいるもんだと半ばあきれて親しみを感じています。


実は、この本の中にヒル研を運営していくヒントがいくつもあります。参考にしながら、今夜もヒル研の計画を進めます。

楽しみにお待ちください。