今日は、M研究員が来ています | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

台風が夜中に通り過ぎたので、予定通りM研究員はお父さんに送ってもらってやってきました。

M研究員は今年からヒル研に加わったメンバーですが、なかなか活動的です。

発表の題は「ヤマビルがたくさんいる場所」という題です。毎回ヒルを捕りに行ったときに、よくヒルが捕れるところとそうでないところがあることに疑問を持ち、詳しく調べることにしました。

すると、気温が高い日はヒルがたくさん出るとか、湿気の多い日はヒルが多いと言われていますが、詳しく調べてみるとそうではないことに気付きました。

気温が高くてもヒルがいない日もあれば、その逆もありということで、気づいたのは地面の温度(腐葉土の温度)の違いであると、・・・・・・

腐葉土の温度がある温度以上になると、沢山出てくることに気付きました。

経験的に、今日は気温が高いのにヒルがいなかった、と思うときがあります。でも、本当は地温というか腐葉土の温度に左右されていることが分かります。

となると、ヒルは通常は腐葉土の中に潜んでいるという推測が成り立ちます。

 

原稿の手直しをして、あと3週間後の発表に備えます。

たかが温度についての発表なのですが、とても大事なことを明らかにしてくれます。発表の日をお楽しみに。