卵塊探しは | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

9日は、ヤマビルシーズン終了間際ですが、せっかく集まったヒル研のメンバーで卵塊探しに出かけました。

こんかいは、マムシにも十分注意して探そうと出かけました。

 

ところが、いつもとりに行っている宮妻峡が、土砂崩れの恐れありということで、通行止め。いつもの採集場所に近づけない。仕方ないので、椿神社の入道岳登山口に移動した。

普段捕り慣れてない場所なので、なかなかベストポジションが決まらない。獣道を中心に水飲み場を探した。

誰かのブログで、森の中で卵塊を見つけた、持ち帰ってしばらくしたら、小さなヒルが出てきたと書かれていて、それに触発されて探し回った。

先日の大雨で流されてしまったのだろう。卵塊のラの字も見つからない。

逆に、少し前に生まれたと思われる小さなヒルが、腐葉土を掘り返すと出できた。

きょうは、それを確かめるのが目的ではないが、ヒルが冬越しする棲家を考えるヒントがあった。

この杉の葉の腐葉土を掘っていくと、その中に小さなヒルが入っている。私たちの呼気を感じると、そこから出てくる。

多分、冬の間でもこの腐葉土の中は、凍死しない程度に温かいに違いない。再度、秋の終わりころ、みんなで腐葉土を掘り起こしに来ることにしよう。そうしたら、ヒルの冬ごもりの姿が確かめられる。

 

話は脱線したが、8ミリ程度のヒルは、最近卵塊から出てきたものである。とすれば、この付近に卵塊が見つかってもいいはずである。5~6匹の子ビルがいたことから、この付近に卵塊は1個あると思う。

 

そんな課題が見つかった。