今日は世紀の大実験。こう呼ぶのは、Y研究員です。
みんなそれぞれ期待を胸に、何はさておいても朝から集まってきました。どの顔も、期待にあふれています。
まずは教材を自らの手で集めないといけないので、いつもの宮妻峡にでかけました。
あいにく、今日は快晴でさわやかな天気です。気温も平年よりかなり低く、またもや、ヒルには出会わないかなあと話していました。
今年の天気はついてないなあ、と話しているところに登山者が山からおりてこらりました。
早速インタビューしました。
新会員のM研究員が、緊張しながら質問していました。
「今日はヒルはいなかったなあ」
「ヒルはしめったところ、そこら中にいるよ」
「ヒル対策は、ヒル下がりのジョニーをつかってる」と・
みんな、うぉー、と歓声を上げました。
さすが、この登山者「ヒルは木から落ちてくる」とは言われませんでした。よくヒルのことをご存知です。
そのあと、とにかく100匹くらい実験材料が欲しいので頑張りました。
地面の温度が16℃くらいなので、ヒルはさっぱり現れません。時々、木漏れ日の光の当たっているところで、見つかっていました。
新会員のU研究員も今回は積極的に手を伸ばして、3匹捕まえていました。
今日の収穫は、午前中1時間半で17匹というさみしい結果でした。
そして、お待ちかねのランチタイムです。
この後、本部に戻って大実験が待っているので、しっかり腹ごしらえをします。
2時には、本部に世紀の大実験を運んできてくれる人が来てくれる手はずになっているので、今日の貴重品の17匹を大事に持って、早々に宮妻峡を後にしました。
<続く>