ヒル研究の第一人者であられた故山中東大教授のお話では、ヤマビルは生きた動物の血しか吸わない。しかも血圧が高い動物でないと無理なので大型動物が餌食になるというお話。
でも、注意深く観察していた研究員が、解剖したヒルの血を吸っていたと言う報告をしに来たのは、第11回の解剖実習の時だった。偶然解剖したヒルの上に落としたら、吸血し始めたと言う。
それで、再度確かめようと番外編の研究日に試してみたところ、間違いなく吸いついている。ぴったり解剖しされている内側に吸いつき、明らかに血を吸っている。
これは、新しい発見で、これからしばらく繰り返し実験して結論を出したいと思う。
2匹乗せてみたが、2匹とも同じように吸血している。
もしかすると動物の血を入手してきて、その入れ物の淵にヒルを置くと、吸いに行くかもしれないですね。そうなると、大発見になります。
ジョニーさんが、本当にヒルの食料は哺乳動物の血だけだろうか、といつも疑問を投げかけてくれます。確かめようが今のところないですが、何かいい方法を考えて来年度は調べていきたいですね。
来年の上級組の研究テーマは、ヒルの食料かもしれないですね。
今からわくわくしてきました。一緒に研究しようという子、集まれ。