水に落ちたヒルはどうなるか(K研究員ノートから) | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

前回からの続きで、水にヒルを入れるとどうなるかを試してみることにした。

K:研究員のノートに加筆しながら、説明していきます。


トレーに水を2cmほどはって、その中央にヒルを一匹入れてみた。


すると、ヒルは首を水中から出したりしながら淵の方に移動してきて、やがて水から出できた。

また、中央に戻してやると今度は5分経っても水から出で来なかった。

息も吸わないのに、10分以上経っても出てこなかったが、死んではいない。


次に、そのトレーに塩を入れたら1秒くらい動いたけれど、すぐ縮こまって動かなくなり死んだ。


このことから、ヒルは、もし雨が降ったりして地面が水浸しになっても、おぼれたりせずに生き延びていく。

でも、塩分にはかなり弱いらしい。


次回は、この限界の濃さを調べるのが面白そうだ。