第3回のヒル研(6月14日)に、子どもヤマヒル研究員は、張り切ってやってきました。朝から蒸し暑い梅雨の気候となり、さぞかしヤマビルは鈴鹿の山で大活躍しているだろうと、モチベーションを高めて宮妻峡に向いました。
だんだんヒルと仲良くなってきたので、参加の姿勢もずいぶんかわってきたなあ、と思います。
9時15分オリエンテーションということで、今日の研究方法についての確認をしました。
とにかくヒルを集めないと研究がすすまないので、午前中は、いつもの場所に行ってヒルを採集しよう。
集め方に、前回の反省を加えて仮説をたてました。
50℃くらいのお湯をペットボトルに入れて、地面に置いてヒルがやってくるのを待ちましょう。熱に反応するかを確認するためです。
いつもの現場について先ず、いろいろな温度を計りました。気温 18℃、川の水温 12℃、 地温 14℃ でした。
前回の結論で地温が低いので、ヒルは余り現れないという予想をたてました。今回の地温は、前回より2度高いので、その結果が楽しみでした。
現場に足を踏み入れるなり、いた、とボランティアの声。みんな集まり、足元を見ると、ヤマビルダンスをしている数匹を見つけました。
そのあと何匹がすぐ見つかりました。もう、ペットボトルをしかけたことなど忘れて歩きまわって採集していました。
しばらくしてペットボトルの周りを確認したけれど、ヒルはほとんど採れませんでした。
それで、前回同様そのお湯を地面に撒きました。でも、今回も余り大した反応なし。
ヤマビルは集まって暮らしてしているのではないので、ペットボトルの熱が届かないのではと言うことで、この熱に対する反応を調べるのは実験室レベルに変更することにしました。
それで、付近を歩きまわり出来るだけたくさんのヒルを集めました。みんなで1時間ばかりの間に50匹くらい採りました。
実験用の材料は十分なので、昼食としました。いつものようにわいわい楽しく食べました。
登山をしている人が下山して見えて、こどもたちは、ヒルはいませんでしか、と声をかけていました。
G大学のワンゲル部の学生8名がやってきていろいろ交流が始まりました。居合わせた研究員がいろいろ説明していました。
子どもたちがとても生き生きしているのがたのもしかったです。
少し遊んで本部に引き返しました。
午後は実験をすることにしました。 ====続く======