研究の様子2(第2回ヒル研) | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

さて、事務所(研究室)に帰って、13時30分、午後の部を開始しました。


午後は、『ヒルを観察しよう』ということで、まず、身体測定をすることから始めました。


ヒルが縮んでいる時と伸びた時の長さをはかり、長いときを身長と呼ぶことにしました。

各自のノートに書きました。



そのあと、体重測定をしました。これが予想外で、電子天秤を使ったのですが、どれを載せても0.0表示。壊れているのではなく、軽過ぎで計れないのですね。


それで、学校でよく使う天秤を取り出して、測ることにしました。なんと、これでも正確には測れない状態で、大きめのヒルは、0.5グラ強、小さいのは、0.2グラム位でした。



そのあと、歩き方をスケッチしたりして、歩幅と言うか一度にどれくらいの距離をすすむのかを計っていました。



2時になり次の話題に移りました。


『ヒルに塩と言うのは本当か』

ということで、塩を出したら、O研究員はいきなり塩の中にヒルを投げ込みました。

ちょっとらんぼう、という声。ても、やっちゃったから観察するのみ。

もがき苦しむヒルの変化を楽しんで(??!!)いました。

彼の、記録を見るのが楽しみです。(後日書いてあったら、載せます)


そのあと普通なら、という方法で塩をかけました。ヒルをトレーの上を歩かせておいて、塩を上から振りかけました。

じっと観察していると、いろいろおもしろいことが見えてきます。

塩のかかった部分から溶けていくような感じて細くなっていきます。どろっとした液が出てきます。くねくねともがきながら、だんだん縮んで行きます。その変化を、ノートにメモしてほしいのだけど、苦しむ様子を楽しんでいる感じです。(残酷ですね) そうして、ああ、死んじゃった、でノートに書いていました。

塩をかけたら、溶けていって死んだ。

おいおい、それだけかい。犠牲になったヒルがうかばれないぞ。


今度、命をいただいて勉強しているという話をぜひしておかないといけないなあ、と思いました。

でも、食い気に走る研究員には、ヒルの塩漬けしか思い浮かばないようです・・・・・。困ったものです・・・・。


そうしたら、塩水ではどうだろうという話になり、今度は適当な濃さの塩水にヒルを入れました。

もがいているけれど、なかなか死ぬことはありませんでした。でも、体が細っていくので弱っているのがよくわかります。20分くらいで動かなくなり死亡が確認されました。


社長から、浸透圧の話を聞き、では砂糖も同じだろうと、グラニュー糖を振りかけていました。これも、食塩ほどではありませんが、やがて細って死んで行きました。



そして、社長の作っているヒル下がりのジョニーを振りかけてみました。さすが、細る暇もなく一ころでした。


<では、真水ではどうかということについて研究3で報告します>