午前中のけんきゅうは、共同研究で、
『ヒルを集める工夫をしよう』
と言うことで、研究方法を考えることにしました。
ヒルが人によくつく理由は、どのように考えたらいいだろう。と考えを出し合いました。
①体温を感知しているのではないか。・・・・温度の問題だろう
②体臭を感知しているのでは・・・・・・・・・・・動物の匂いかもしれない
③振動を感知しているのではないか・・・・・動物が近寄ってくる足音かな
④二酸化炭素を感知しているのではないか・・・呼吸する時に参加炭素が出てくるから
こんな予想をしてみました。
一度に全部をすることは出来ないので、今日出来そうなものを一つやってみよう。
手っ取り早いのは、温度の問題なので、ここを入り口にしようということにしました。
それで、2Lのペットボトルに、40℃くらいのお湯を入れたものと、川の水(当日11℃)を入れたものを2mくらい離して置いておく。30分間で、どちらに何匹のヒルが集まるかで、確かに温度だという判断をしようという、実験計画を立てました。
いつも、社長が研究用のヒルを採取するという場所に、ペットボトルを置いて観察開始しました。
10時20分 気温 21℃、となりの川の水温 11℃、地面は湿っている。
それを待つ間、少し別の場所で実験用のヒルを集めようと出かけました。
ところが、ほとんど見つかりません。集中力の高い研究員が数匹見つけてくれていました。
何処に行ってしまったのだろうという疑問がわきかけたころ、10時50分になり、実験セットの周りに行きました。
特に変化がないどころか、数匹しか見つかりません。
不思議に思ってコーディネーターから、地面の温度を測ってみようという提案があり、計ってみたら、
なんと、12℃だったのです。
これでは、ヒルにとって活動温度になってない。しばらく、昼食を食べなが待ってみようということで、ランチタイムとなりました。
12時10分になり、再度現場に戻り地温の確認をしたけれど、そう簡単には上がってくれないので、大勢に変化はないということで、引き上げることにしました。
ここで考えられることは、地温が低いのでヒルは出で来ないのではないか。次回再度確かめてみよう、ということにしました。
社長から、ひょっとして個体数が減ったのではないか、という話も出できて、それも今度確かめようと、午前の研究を終了して引き上げました。
<午後の部は、研究2.3に続く>