第1回子どもヤマビル研究会開催 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

あさは、天気予報通り小雨交じりの朝でした。体感気温は、10度を超えていそうだったので、今日はヒルがよく出てくるかもしれないね。期待を膨らませて、昨日から手伝いに宿泊していてくれるボランティアS君と一緒に本部に出掛けました。


何かしら落ち着かない緊張感が走っています。一つ一つチェックしながら研究員を迎える準備を進めました。社長も、8時半には来てくださって、準備完了になりました。8時50分。ボランティアが交通案内に県道まで出てくれました。

受付時刻を少し回ったころから、順に研究員が到着して、9時半には全員がそろいました。


開会のあいさつ、スタッフ紹介、研究員の自己紹介と続き、お願いや注意事項をお話しして、10時過ぎに保護者の方は一旦引き上げていただきました。


コーディネーターによる講義「まず知っておきたいヒルの話」がはじまり、パワーポイントを使って説明がありました。ヒルの分類やその特徴、吸血された時の対処法などいろいろ話しました。


一通り話をきいたあと、研究員たちはこんな話を聞いて、今どんな印象を持っているかをノートに書きました。消極的になった子、積極的に働きかけようとする子、分かれていました。


そのあと、社長のジョニーさんに「ヒル下がりのジョニーの開発秘話」と題して、1時間ばかりお話していただきました。


お昼の時間になったので、これから研究員が研究する場所がある宮妻峡のある場所に連れて行きました。先ず食事を済ませて、いよいよヒルのいる場所に案内しました。





積極的な印象を持った子は、ヒルを見つけると何の苦もなくさっと手を伸ばして、採集瓶に入れていました。今までの経験では、見つけてもつかまえるまでに大騒ぎをするのですが、今年の子は、さっと手をのばしてキャッチしていました。すごい、頼もしい。

消極的な印象の子は、他の研究員がつかまえるのを傍から覗き込んでいました。

結構たくさんのヒルがいて、20分くらいのあいだに30匹位つかまえました。

本部に帰って、研究の進め方の話を聞いておうちの人のお迎を待ちました。


どの研究員も、採集瓶を親に見せながら、頑張った様子を口々に話していました。


なかなか内容の濃い第1回研究会になりました。

次回が楽しみです。

集まった5人の研究員は、とても将来性のある意欲的な子どもたちでした。将来医者になりたいという子が2人もいました。楽しみですね。