鴛鴦歌合戦 ① ’23年・花組・東京 「現実感喪失?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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オペレッタ・ジャパネスク『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』
~原作 映画「鴛鴦歌合戦」(c)日活株式会社 監督/マキノ正博 脚本/江戸川浩二~
脚本・演出/小柳 奈穂子

令和5年9月23日 東京宝塚劇場 15時30分公演 1階18列センターやや下手側S席   

例によって、公演解説さえ読んでおらず、観劇後は
「昭和か!」
って、記事タイトルにしようかと思っていたのですが、本当に昭和の作品だったんですね...。しかも、まさかの
「戦時中」
の「昭和14年」だったとは...って、まあ、内容的には、
「そりゃ、そーか...」
って感じにもなりましたけど(笑)

[解説]
1939年公開の日本映画「鴛鴦歌合戦」は、プログラムピクチャーの名手、マキノ正博監督による、片岡千恵蔵主演のオペレッタ映画。
長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘、お春の恋の鞘当てに、骨董狂いの殿様、峰沢丹波守を巻き込んでの騒動を、宝塚歌劇ならではの、華やかなミュージカル作品としてお届けします。
日本映画史にその名を刻む傑作オペレッタ喜劇の初の舞台化にどうぞご期待ください。  
 

○ 作曲家?
まあ、あの「主題歌」を聞けば、とりあえず
「昭和」
って思いますよね。ただし、さすがに戦後かと思っていましたけど。ただし、プログラムをみたら
「作曲/編曲 手島恭子」
に書いてあって、「えっ!」って思ったけれど、さすがにあの、
「超○くさい3拍子主題歌」
は、原作の楽曲だったようですね(笑)。


○ 薄過ぎる...
しかし、「プロローグ」「お祭り」「エピローグ」などの
「和物ショー」
的場面を除く、
「正味の (?) 物語」
が、いくらなんでも、
「ペラペラ/ベタベタ」
過ぎません?...って、まあ
「オペレッタ」
と言われちゃうと、確かに「オペレッタ」ってそういうものではありますが...。


○ 6作目
そして、これ見て

① 柚香 光(95期・研15)「れい」) 浅井礼三郎  芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆

「あと1作」

とか、絶対に思わないでしょう...発表がなければ。いつも通り、
「芝居はよかったけれど」 (歌唱は少々苦戦気味に聞こえましたが)
この作品では、れいちゃんの美質の一つである
「繊細に作りこまれたお芝居」
を堪能することはできないし。
「作品のクオリティー」
からしても
「あと2~3作ある」
から、今回はこれで許して...的にしかみえないでしょう(怒)。確かに、次で
「大劇場7作目」
ですが、個人的には、
「95期を代表するスター」
が、(色々と大変そうな「こっちゃん」を残して?) ここで、宝塚を去ってしまうのは、全く予想外でした (後継も十分に育っているとは言い難いし...。「まかぜっち」だって9作だったし...)。そして、この作品を見て、一層
「退団の現実感」
が薄れました(笑)。




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