ミュージカル『愛するには短すぎる』
原案/小林 公平 脚本・演出/正塚 晴彦
生での観劇はありませんが、映像では見たことのある作品でした。とはいっても、映像を見たのは5年以上前なので、「真ん中のオチ (?)」は覚えていたものの、「サイド (ドタバタ?) ストーリー」については、すっかり忘れていました(笑)。
[解説]
2006年に湖月わたるのサヨナラ公演として初演、その後2011年には中日劇場で、2012年には全国ツアーで再演され好評を博した『愛するには短すぎる』。大西洋を横断しニューヨークへと向かう豪華客船を舞台に、船上という限られた場所、4日間という限られた時間の中で生まれた束の間の恋の純粋さと狂おしさを、切なく美しく描き出した物語です。船上で繰り広げられる様々な人間模様を、明るいナンバーを織り交ぜ描いた心揺さぶるミュージカル作品に、ご期待ください。
さて、私が見たのは、初演ではなく、星組と月組の再演の映像でした。ですから、真ん中は
「ちえ/ねね/かなめ」
「まさお/ちゃぴ/みやちゃん」
ですね。そして、詳細は覚えていないものの、
「ちえ/かなめ」「まさ/みや」
の絡みが、とても楽しめた印象が残っていて、
「なかなか良い作品だったはず...」
と、比較的期待値高めでの観劇でした。
...けど...何か、期待していたのと
「ちょっと違くない?」
...第1場から、しばらく続く?
「ドタバタ系 (?) シーン」
...ちょっと
「芸が足りない?...」
って感じが否み切れず...そうそう
「あっちにかなり人を取られたのかな...」
って思いましたっけ...
...は、まあいいとしても (?)、一番は
「主役のキャラ」
が、個人的なイメージとかなり違っていた気がして、正直、今一つ
「物語に入り込めません」
でした。ある意味、「ちえさん」「まさおさん」と「さきちゃん」の
「持ちキャラの違い」
を強く感じた舞台とも言えたかもしれませんね。
そうですね...今回の主役のキャラは、有名な財閥の御曹司、
「ニューヨークのセレブリティ/フレッド・ウォーバスク」
というよりも、ミズーリの田舎で育ち、6歳で両親と共にニューヨークに出てきたものの、苦労の中で孤児となった少年
「マイケル・ウェイン」
が、そのまま大人になったような感じに見えました。
そういった役作りでもいいのかもしれませんが、なんというか、あまりに
「朴訥な生真面目さ」
が際立つ感じで、そうなると、この作品の大きな魅力の一つである
「アンソニーとの掛け合い」
が、なんというか、ちょっと、「重い感じ」というか
「マジメカか!」
って感じで、今一つ楽しめない...(今一つ「笑えない」)。
「ちえ/フレッド」「まさお/フレッド」
には、もっと「シティーボーイ」っぽい感じ (?) で、生真面目な中にも、
「軽い/チャラい」
ところが見え隠れしていて、そして、「それなのにコクれないヘタレぶり」を、
「チャラさの権化」
であるアンソニー (基底に似ているとこがあるからこそ、この二人は、親友になったのかなって感じにもなるし) に突っ込まれる掛け合い芝居を、
「もっと軽い感じ」
で、(掛け合い漫才のように?) 楽しめた気がします。
とはいえ、初演の映像は見ておらず、案外と、初演の
「わたるさん/フレッド」
は、今回的なキャラだったのかもしれませんけど...。とにかく、
「もっと笑いたかった...」
というのが、正直な感想でしょう (サイド・ドタバタ・ストーリーも今一つ、楽しみ切れなかったし...)。
● 公演評価 ☆☆
ファッシネイト・レビュー『ジュエル・ド・パリ!!』 -パリの宝石たち-
作・演出/藤井 大介
[解説]
華やかでありながら妖しい美しさも秘めたパリの街。人々を魅了するパリの名所をテーマとした、ドラマティックな場面の数々で綴るレビュー作品。宝石のような煌めきを放つ、彩風咲奈と夢白あやを中心とした雪組生たちが、華やかなパリの夢を詰め込んだ魅惑の世界をお届け致します。
こちらについては、とにかく
「あの方の不在」
を痛感させられました。あとは、いかに「ショーの巨匠」といえども、さすがに
「書きすぎ」
でしょうね...。とはいえ、
「久々の客席下り」
は、とっても
「嬉しいサプライズ」
でした。
● やっぱ、ポリープじゃなかったですね...(怒)
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