二人だけの戦場 ② ’23年・花組・梅田芸術劇場 「裏切らない」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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ミュージカル・ロマン『二人だけの戦場』
作・演出/正塚 晴彦

令和5年5月3日 梅田芸術劇場 午後4時30分公演 3階1列センターB席

3階席の最前列...手すりが視野を妨げないための「クッションが座席上」にありました。確かにこうすると舞台が見やすくなりますね...ただし、「高所恐怖症」の私にとっては、いいことばかりではなかったかも...(笑)

○ 〇〇危惧種?

京 三紗(57期・28番「いっちゃん」 元雪組組長)
汝鳥 伶(57期・26番「ユー」 元月組組長)
一樹 千尋(59期・5番 「HIRO」 元星組組長)
夏美 よう(62期・44番 「はっち」 元花組・星組組長)

英真 なおき(68期・4番「じゅんこ」 劇団理事・元星組組長)
万里 柚美(70期・15番 「ユズミ」 元星組組長)
五峰 亜季(72期・8番 「まゆみ」)
美穂 圭子(75期・3番 「けいこ」)
高翔 みず希(76期・14番 「さおり」 元花組組長)
悠真 倫(81期・11番 「まりん」)

凪七 瑠海(89期・首席 「カチャ」)
紫門 ゆりや(91期・次席 「ゆり」)
凛城 きら(92期・16番 「れーか」)
水美 舞斗(95期・3番 「マイティー」)
輝月 ゆうま(95期・21番 「まゆぽん」)
瀬央 ゆりあ(95期・40番 「せおっち」) *2023年8月28日付で異動予定

「定年延長」していると思われる方々も多くなり、一時は
「絶滅危惧種」
かと思っていましたが(笑)、「ユズミさま」「さおりさま」の元組長コンビが加わり、「みとさま」が月組組長に転出しても大丈夫な陣容になったみたいです。ただし、89期「カチャ」以下の6名については、正直なところ
「いつまでいてくれるのかな?」
という感はありますね。57期~62期の方々についても、「いつまでも」というわけにはいかないでしょうし...。基本、若い女性ばかりとなってしまう宝塚歌劇団の舞台には、
「専科様の存在」
はなくてはならないものだと思います。少なくとも「専科様」については、
「独○縛り」
はやめるべきだと思うのですが...。


○ 「ザ・〇〇!」
本公演だと『カジノ・ロワイヤル』のように特出がない公演もありますが、外箱の場合、ほぼ毎回
「専科特出」
がありますものね。実際、現在のHP上の外箱もすべて特出がありました。そして、この舞台では

③ 凛城 きら(92期・研18「れーか」) ハウザー大佐 芝居 ☆☆☆☆☆

物語的には、ある意味、
「ヒロインよりも重要な役回り」
でしたが、それだけに、
「りんきら君の上手さ」
が光っていました。よい意味で、「力の抜けた」余裕を感じさせるお芝居ぶり...。さらに、「皇后アレクサンドラ」のような
「美しい大人の女性役」
も、見事にこなすその実力。「まゆぽん」同様に
「ザ・専科」
として、「りんきら君」にも、長く在団して頂きたいですね...。そうそう、もう一方

④ 高翔 みず希(76期・研32 「さおた」) シュトロゼック 芝居 ☆☆☆☆

未だに
「花組組長さん」
のような気がしてしまって...(笑)。少し役にはまりきらなかった気もしましたが、いつも通りの
「安定したお芝居」
ぶりでした。次は、
「宙組組長」
さん辺りでしょうか?(笑)


○ もうしばらくは...
ということで

⑤ 永久輝 せあ(97期・研13 「ひとこ」) クリフォード・テリジェン 芝居 ☆☆☆☆

ひとこちゃん、よいお芝居だった思いますが、正直なところ、そんなに目立つ役じゃなかったですね。上記の通り、むしろ「りんきら君」の方が、大切な役どころだった気さえするし...。まだ、
「次期トップスターとしての二番手スター」
として意識させたいということではないのでしょう。つまり、もうしばらくは
「れいちゃんの時代」
が続くのでしょうね。ただし、まどかちゃんの方はどうでしょうね。遅くとも来年までには
「どこかの娘1が空く」
はずだと思っていて...あり得るとすれば、それは
「花組」か「月組」
でしょうから。


○ 「ザ・〇〇」なの?
前回の記事に書いた通り、幕開けの「S1」から
「強く悲劇を匂わせる」
構成であり、それがいつ起こるのか...という
「緊迫感」
の中、観劇が進んでいきました。ただし、私の見た正塚先生10作品の中には
「ザ・悲劇」
のような作品は一つもなかったので、やや意外でもありました。そして、見終わっての感想は、やっぱり、
「正塚先生は裏切らない!」
でした(笑)。

● 作品評価 ☆☆☆☆ / 公演評価 ☆☆☆☆





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