パッション・ダムール・アゲイン! ② ’23年・星組・全ツ 「The BEST」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

ロマンチック・レビュー『パッション・ダムール・アゲイン!』
作・演出/岡田 敬二

令和5年4月2日 市川文化会館 午後12時公演 市川文化会館 2階7列下手側B席

前回の続きです。 


第3章 愛の誘惑 ☆☆☆

さて、このシーンは...えーっと...そうそう
第11場で、「せおっち」が真ん中で格好よく踊っていて...第12場では「なこちゃん」とがっちり絡んで...
...何と言うか「トップスターの立ち位置」みたいで、ついに
「せおっちがここまで...」
って感じで感慨深かった...気がするけど、第13場、第14場の
「カノンちゃん」
のインパクトが強くて、今一つ印象が...(笑)
...はともかく、カノンちゃん、スラっとした
「美しいプロポーション」
のなのに、本当の娘役さん (?) の中にいると、何となく
「ゴ○イ」
感じがするのがとっても不思議でした...(笑)。 


第4章 ノスタルジア ☆☆☆☆☆

マチルドのナレーションが始まって...
「やっぱり、ロマンチックレビューと言えば...」
って感じで、盛り上がる...ものの
「あの曲、なこちゃんでは無理なんじゃ...」
という思いがよぎり...
「ひょっとして、ゆうなちゃんの影ソロか...」
とか考える間もなく、曲が始まる...と、正解 (?) は、
「あれ、楽曲が違う...」
でした(笑)。この曲も「元オペラフリーク」の私には、耳なじみがある曲、あの曲と同じ作曲家プッチーニの代表作の一つ、オペラ『蝶々夫人』の中の最も有名なアリア
『ある晴れた日に』
ですね。なるほど、この曲なら
「なこちゃんの声域」
にピッタリってことなのか。実際、前曲ほどの高域はないものの、この曲も決してやさしい楽曲ではありませんが、なこちゃん、しっかりと歌いこなしていました...それとも、
「決して帰ってこないであろうピンカートンの帰りを一人信じて...」
という、以前のアリア『私の愛しいお父さん』よりも、ずっとずっと
「切ないシーン」
で歌われるアリアで、旋律もそれにふさわしいものなので、あえて曲を替えてみたのか...いや、その両方かもしれませんね。勿論、
「替え歌」
となっていて、「歌詞は全く違う」のですが、
「切なく美しいメロディー」
に、オペラの名シーンを思い起こさせられることも重なって、私にとって、
「より感情を揺り動かされる」
場面となった気がします。とにかく、今回の舞台の中で
「最高のシーン」
でした。


第5章 ロケット

ここでは、「マルガリータちゃん」を探してみたのですが...結局よくわからんかった...。この会場って、東宝の2階席よりも舞台が遠いんですよね...って言うか、やっぱり記憶力が乏しいんでしょうね(笑)。


第6章 愛の歌(ボレロ) ☆☆☆☆

ここは
「デュエダン」
的な場面も悪くなかったけれど、その後の「黒燕尾」ならぬ
「黒燕尾&白ドレス」
のシーンがとてもよかった。
「男役らしい格好良さ」「娘役さんの凛とした美しさ」
両方とも引き立っていた感じがしました。そして、他のショーでも、こういったシーンが見てみたいとも思いました。


第7章 ALL BY MYSELF ☆☆☆

最後にしっかりと「せおっち」がフィーチャーされていたのも好印象だった...
...はずなのですが、肝心のパフォーマンスはよく覚えていない...(笑)。


第8章 パレード

とはいえ、オオトリ (?) 
「なこちゃんエトワール」
でした。「絶対に、ゆうなちゃんのはず...」とか思っていたことはともかく(笑)、一曲しっかりと歌い切って、こちらも
「伸びやかな良い歌唱」
でした。なこちゃんも、結構歌えると思うんだけど
「赤黒」
ってさらにハードルが高かったんでしょうね。見てみたかったな...。


● 観劇満足度 ☆☆☆☆☆

ショーを見終わっての満足感が半端なく、
「いいもの見れた」
っていう「気分の高揚」を覚えながら、帰路についたのを覚えています。1941年2月19日のお生まれですから
「83歳」
になられるんですよね...。コロナ前は、自作の開幕前などに、時折
「ハットを被られたダンディーなスーツ姿」
を目にすることがありましたっけ (某齋藤先生の、晩秋でも「Tシャツ+破れジーンズ」姿とはまさに対極...(笑))。ご健勝なりよりと存じます。次の
『GRAND MIRAGE!』
も、とても楽しみですね。


○ 鉄板 or too old?
「柴田先生名作」&「ロマンチックレビュー」
っていうのは、カーテンコールでかちゃも言ってたけど、いかにも
「THE TAKARAZUKA」
って感じがしていいですね...って、でもこういった満足感があるのって、ある意味、○をとっていて
「昔のことを知っている」
からなのかな? お○いファンの方々には、そういった感慨はないのかもしれない...けど、まあ、でもそれって、きっと
「得してる」
ってことだと思ってます (そういうの分かんない「お○い方」のほうが損のはず (笑))



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