BADDY ⑥ ‘18年・月組・東京 「白眉」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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ショー・テント・タカラヅカ
『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
作・演出/上田 久美子

平成30年4月15日 東京宝塚劇場 午後15時30分公演 1階17列センターS席

乃亜「これでは、正統的なものを望むファンを、とりこぼすんじゃありませんか?」
それって、『BADDY』のこと...(笑)


<ネタバレ全開の記事ですので、ご注意ください>

○ ようやく確認
S5B バッディのアジト『悪のレッスン』
での
「お札のやり取り」
は、すでに2回ほど確認できていたのですが...
S7 『ビッグシアターバンク式典舞踏会』
での
「クールと王女の別れ」
は、この日によーやく確認...。最後、バッディーらとともに、せり上がる中、クールは王女にハンカチを投げ返していたんですね...。何か「いいシーン」でした...(まだ、1回しか確認できてないけど (笑))
「他にも多々見逃し」
がありそう...(笑)。でも、残り一回しかない...(泣)


○ 感服
今回のショーの中でも、特に印象的だったのは

S8 グッディの怒り  音楽/青木朝子, 振付/御織ゆみ乃  ☆☆☆☆

「ロケット・シーン」だったかもしれません。
メンバー構成も少し異例で、最初に「ちゃぴ」がセンターに来るのはまあいいとしても、ちゃぴがはけて、実際のラインダンス・メンバーのセンターに来たのは、ちゃぴと同期、研10の「はーちゃん」。そして「たんちゃん」と「さつきさん」もいて、続いて96期、研9「こなつちゃん」。97期は飛ばして、残りは98期以下の下級生というメンバーでした。
ただし、このシーンで最も秀逸だったのは、
「ラインダンスの激しい動き」

「怒りの表現」
として使っている点でしょう。個人的には、どーしても、ショー全体の流れから
「遊離」
していると感じることが多いロケットシーン...。要するに、(だいぶ慣れたとはいえ) いまだに見ていて「コッ○ズカシイ」ところがあります (し、子供を連れて行った時も、ここが一番気がかりだった気がする...(笑))
ショーって、基本的に
「大人の歌とダンス」
がメインですものね。
「最も若い学年の女の子たちが、満面の笑みで、ラインダンス」
するっていうのは、やはり、テイストがソートーに異なっているように思います。
そのラインダンスを、笑顔と真逆のベクトルに演出して、ショー作品の1ピースとして、しっかりと全体の中にはめ込む...。この斬新すぎる発想...
「さすが、ウエクミ先生」
です。


○ ここもサイコー
ロケットに続くのは

S9A バッディのアジト『悪の華』  音楽/斉藤恒芳, 振付/御織ゆみ乃  ☆☆☆☆☆

男役の群舞...に、あやしくバッディーズが絡むシーンを散りばめて...このショーで、最高に「アダルト」な場面。まあ
「○品」
と毛○いされる方もいらっしゃるかもしれませんが...(笑)。
音楽も、この未来の物語にピッタリとマッチした曲調で実に素晴らしい。そのビートが効いた鮮烈な音楽にのって、繰り広げられる群舞...。まず、階段下り整列で、トップ5人がそれぞれのポーズを決めるところから
「タメイキ」
もの...。その後、バッディにバッディーズが絡み、さらに、様々なフォーメイションが繰り広げられていく。ここも全然
「見切れていない」
でしょう。このショーの最終盤を飾るにふさわしい、
「アダルトでセクシーでダークでエキサイティング」
な実に素晴らしい群舞に、
「大喝采」
したいのに、させてくれない辺りもニクイ (?) 演出です(笑)。


○ ここもザンシン
ということで、極めて斬新なショー作品と思いますが、最後は
「ロケット」 → 「群舞」 → 「デュエット・ダンス」
と、きっちり、作法に則った (?) 構成です。しかし、その最後を飾る

S9B バッディのアジト『罪』  音楽/斉藤恒芳, 振付/御織ゆみ乃  ☆☆☆☆

デュエット・ダンスも、やはり斬新と言わざるを得ない。何と言っても
「ピストルを突きつけあう」
んですから...(笑)。通常の (?) デュエダンって、トップコンビの絡み方に、何となく
「ラヴ・ストーリー」
的なものがあるようなないような、ビミョーな雰囲気を感じつつダンスと音楽を味わう...みたいなところがあると思うのですが、このショーでは
「明快なストーリー」
を感じる構成になっている。この「何となく」を、はっきりと
「可視化」
したところに、一つの大きな特徴でしょうか。ここも、デュエットダンスの感情発露的な極限を探るみたいな感じなのかな...。トップにもう一芸あれば...と思わないわけでもなかったけれど、リフトは毎回実に見事だったし、
「たまきち君」
にしか出来ないものも、きちんとみせる作りにもなっていたと思います。
そして、とても斬新だけど、カゲソロは、しっかり
「とし君」
というのもニクイ (?) 演出ですね。

前にも書きましたが、この
S8 → S9A → S9B
こそが、私のとって、このショーの
「白眉」
です (中詰めも「サイコー」ですけど (笑))


○ 最後まで...(笑)
そして、ラストのラストは、「パレード」じゃなくて

S10 『ピースフル・パラダイス』  音楽/青木朝子, 振付/若央りさ  ☆☆☆☆

「パラダイス」でしたね。S9Bで、ピッチリ、シリアスに〆たのに...これって...いや、でも、最初にムラで見た時から
「こーでなくちゃー」
でしたけど(笑)。その後、プログラムの場面解説を読んで、さらに
「大うけ」
しました。ホントに
「最後の最後まで」
滅多にお目にかかれないハイクオリティー (?) なショーでした。


○ 当然至極
ご批判もあるようですが、まあそこは......。悠も
「一人の敵もいない、ってことは 一人の味方もいないってことさ」
っていっているし(笑)

それに、実際はオシナベテ好評で、集客もバッチリみたいですね。
さすが、宝塚ファンの方々は懐が深い。
まだまだ、宝塚の舞台には、新たな地平が広がっていそうですね。
次回作が待ち遠しい...。

ロケット
(重厚な (?) メンバー。気合の入った (?) 眼差し)

群舞
(この一瞬を見逃さないこと!...って、全員は見れないですけど (笑))

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