作・演出/齋藤 吉正
9月19日(日)宝塚大劇場 11時公演 1階11列下手側S席
さて、すっかりサボり癖が付いております(笑)
梅田の『エリザベート』も、まだ書き残しがある気も...。でも、とりあえず
いよいよみっちゃん/ふうちゃんの退団公演初観劇。
例によって、情報遮断していたのですが、この作品って、皆様の感想は如何だったのでしょう?
幕末の動乱期に雄大な桜島がそびえる薩摩藩の貧しい城下士の家に生まれ、人並みはずれた度胸と剣の腕で、明治維新の立役者の一人ともなった桐野利秋。明治新政府では陸軍少将に任じられながらも、敬愛する西郷隆盛と共に下野し、“避けられぬ宿命”西南戦争へと身を投じて行く。彼が命を賭けて守り抜こうとしたものは果たして何だったのか……。会津藩との戦いの最中に出会った娘との恋や、苦楽を共にしてきた薩摩兵児達との友情、そして対立を交え、“真心”を持ち、己の“義”に真っ直ぐに生きた最後の侍の生き様を描き出します――公式HPより
○ さて、全く情報ゼロでいきなり困ったのは...(多分、同じこと、あちらこちらで書かれてるでしょうから)
「字幕を付けて欲しい...」
「この人たち、何話してんの?? 全然分かんない?」
昔々、学生時代に、初めて行った青森、地元のおばあちゃんの話していることが全く分からず、
「日本語だよな...」
と、“日本人なのに、同じ日本人の話していることが全然理解できないなんてことが...”と心底衝撃を受けたことを思い出してしまいました(笑)
ですから、ホントーに言葉が分からないために、理解できない点が多々あったはずです。
○ これって、すみれコードに...
前作の「こうもり」。原作は、結構思いっきり○倫オペレッタでした。
それで、谷先生は、主役変更等、色々工夫されていたのかと...。
この公演も、ストーリーに、たくさんツッコミドコロがあるのは、まあ、ある意味いつも通りなのですが...
同時退団のトップコンビの最後の公演のストーリーの根幹がこれで...
● ストーリー ☆☆
ショージキ言って、桐野が主人公と知って、わたし的には結構テンションは下がってました。桐野が主役なら、最後は決まってますものね。基本的にベタな悲劇が苦手な (ツ○イことは現世で十分派/ノン・○ア充派の) 私に、この手の話は...
それに、大ヒット作『るろ剣』と時代がかぶっているのにも関わらず、既視感ありありなのも...(スリの少年って、いくらなんでも...。その上にあんな最後...。それに、次郎吉ともかぶっ...)
○ 中○半○なのでは
ふうちゃんの役も、二番手の役も、齋藤先生の創作。
すなわち、これも史実に全く基づかない、(『NOBUNAGA』同様の) 歴史改変もの。
それだったら、もっと自由に作っても良かったんじゃなかったかな?
中途半端に、史実にとらわれているように思えました。
主役、実在の人物である桐野よりも、むしろ架空の人物隼太郎の方が、人物像がとらえ易いような気がしたし。
そして、あの二人の関係性を、桐野の史実に絡める必要などないと思う (それに、話言葉がよく分からないことに何の意味が...)。
○ そうしてみれば、改めて
帰宅し、見ているのは、勿論...
『NOBUNAGA』
iTunesでダウンロードして何度聞いても (この観劇前にも聞いていました。今年のトップ退団公演第二弾、しかも同じ和物として、この公演はどうなのかと思いつつ)、実に素晴らしい楽曲とまおおさんの歌唱...
「日本を再統一することによって、その後の日本の未来を救った英雄である“織田信長”」という、歴史的に最も重要なポイントを崩すことなく、退団公演という“THE TAKARAZUKA”的、さらに、龍真咲的な要素をも、濃厚に入れ込み、自由に作り上げられた、見事なストーリー (そして、改めて分かる“信長と帰蝶の深い結びつき”)。
でも、桐野のしたかったことは、少なくとも私には良く見えない...。
「西南戦争が、日本人同士の最後の戦争」であったのは、史実どおり。それが、「侍と呼ばれた士族階級の消滅」なのもその通り。だが、その戦争が、「義に満ちた美しい国」に結びついたのではない。
徳川将軍が治めた江戸時代は、256年続いたが、薩長が作った明治維新後の政府は、わずか80年で滅びている。
歴タク的には、ここを突いてくれないと...。
最後の全員集合のシーンも、わたしにとっては、『NOBUNAGA』本公演、そして新人公演のラストの方が、グッとくる。
この公演を見て、改めて、『NOBUNAGA』が傑作であったことを確信しました。
● 公演評価 ☆☆☆☆
ということで、ストーリー的には、○作と言わざるを得ないように思いますが...(まあ、わかんないセリフが多々あったせいかもしれない)
でも、じつは...
「結構思いっきり、泣かされました...」
ということは、とても良い退団公演だったということになる...(『NOBUNAGA』は、実に素晴らしい作品と思いつつ、そんなに号泣とはならなかった)
しかも、泣かせてくれるのが、次期トップスターなんですから...
”理想的退団公演”かも?
「退団公演は、○作でいい」
というのは、このことなんでしょうか (TAKARAZUKA初心者の素朴な疑問です)?

(この公演は、女子高生の団体さんの観劇でした。目をキラキラさせていたコ。眠そうにしてたコ。いきなり、最初のシーンで笑い出したコ。色々でした)
にほんブログ村