●意外な応援者

 


占いの相談で最も多いのが、恋愛相談です。

 

 

そんな恋愛相談の中でも、私がアメリカで霊能者から聞いたものに、

 

 

ちょっと意外なものがあったので、今日はそれを紹介したいと思います。

 

 

 

 


恋愛問題には色々ありますが、

 

 

こと再婚になると、アメリカでも占い師に頼る女性が増える様です。

 

 

 


ある時、霊能者の所に、30歳になるOLの方が相談に来たそうです。

 

 

彼女には、5歳になる息子さんがいて、

 

 

ご主人は2年前に病気で他界していました。

 

 

そんな彼女の相談は、再婚に関する事だったといいます。

 

 


彼女には、最近知り合った方で、とても親切で笑顔の素敵な気になる男性が出来ました。

 

 

彼は自動車整備の支社を3つ持つ会社の社長さんで、

 

 

財政的にもまったく問題が無いといいます。

 

 

年齢も彼が32歳で、彼女が子連れである事も了承してくれているといい、

 

 

両親や友人に彼の事を話しても、

 

 

全員が「いいんじゃない。」と言ってくれているそうです。

 

 

 

 

当然、そんな素敵な出会いがあり、周りの人が賛成しているなら、

 

 

霊能者の所に、わざわざ相談に来る必要は無いはずなのですが、

 

 

 


彼女には、気になる事があると言うのです。

 

 

それはちょっと不思議な事でした。

 

 

周りの友人に話しても、考え過ぎなんじゃないと言われ、独りで悩んでいたのですが、

 

 

ある時、偶然知り合った人に悩みがあるなら、この人に相談してみては、紹介され、

 

 

ここに来たそうです。

 

 

 

 

彼女が気になっているという、不思議な出来事とは、こんな事だったと言います。

 

 

自動車整備の支社を3つ持つ会社の社長さんは、ギルさんという方だそうですが、

 

 

そのギルさんとデートしようとすると、

 

 

普段、なんともない車が故障するというのです。

 

 

それも決まって、家を出る時は調子がいいのですが、

 

 

車がギルさんの仕事場方面に行き始めた所で故障するというのです。

 

 

幸いにもギルさんは、車の専門家なので、電話するとすぐに迎えに来てくれて、

 

 

修理工場で無料で検査してくれるのですが、

 

 

いざ検査しても、車にはまったく問題が無いというのです。

 

 

そんな事が3度もあり、3度目にはさすがのギルさんも、怒りはしませんでしたが、

 

 

またか。という顔だったといいます。

 

 

4度目にエンコした時は、さすがに他の修理工場に頼んだそうですが、

 

 

やっぱり車にはまったく問題は無いという事だったそうです。

 

 


車の事は偶然かもしれないし、いずれ買い替えればいいので、

 

 

それほど気にはしかったのですが、

 

 

彼女には、もっと気になる事があったといいます。

 

 

それは、ギルさんとの3度目のデートをした後、

 

 

家に帰ると、留守番と世話をしてくれていた母親と息子が出迎えてくれたのですが、

 

 

その時、息子が、こんな事を言ったといいます。

 

 

「ボク、ギルさん嫌い。」

 

 

彼女はその言葉にドキッとしたそうです。

 

 

なぜなら、息子にはまだギルさんの事は言って無かったからでした。

 

 

それに、後で息子に聞くと、「そんな事は言って無いよ。」というんです。

 

 

しかし、母もその場に居たので聞くと、母も息子のその言葉を聞いていたのです。

 

 


これはもしかして、亡くなった夫が再婚に反対しているのでは?

 

 

と思って、相談に来たといいます。

 

 

夫は生前、焼きもちやきだったとそうです。

 


しかし、霊能者の方が彼女に言ったのは、

 

とても意外な事でした。

 

 

 

 

 

 


まず、霊能者いわく、

 

 

偶然知り合った人に、ここを紹介されたという事でしたが、

 

 

それは亡きご主人が導いているといいます。

 

 

つまり、亡きご主人が、奥さんがここに来る様に仕向けたと言うのです。

 


そして、もっと意外だったのが、

 

 

亡きご主人は、彼女の再婚に反対していないという事でした。

 

 

むしろ、彼女に再婚して欲しいと願っていると言うのです。

 

 

再婚と云うと、亡くなった元旦那は反対しそうにも思えるのですが、

 

 

霊能者の方いわく、応援する場合がとても多いのだという。

 

 

特に病気で亡くなった人で、その間奥さんが1年以上看病しているケースでは、

 

 

ほとんどと言っていいほど、残された妻の再婚に対して強力な応援者となるという。

 

 

それは時に神様よりも、そして亡き母父よりも強い一番の応援者となる事があるというのだ。

 

 

 

 


「でも、ギルさんとの事を邪魔している感じを受けるのですが。」と彼女が言うと、

 

 

 


ギル。あいつはダメだって、ご主人が言うの。

 

 あいつは、裏で違法な薬品も売買してるし、かなり悪い事もしているって。

 

 だから、アイツと結婚すると、お前は不幸になるって。」

 

 

 


(彼女には、かなり悪い事と言ったそうですが、後に私には、

 

 ギルさんは、人を殺していると言っていました。

 

 彼女にその事を言うと、それがギルさんに伝わって、逆に霊能者が危険になるそうです。

 

 ちなみに麻薬とは言わず薬品と言っていったのも、そうです。

 

 霊能者といえども、そういう配慮はいつもしているそうです。

 

 本当は私にも言わない方がいいのですが、私は時期に日本に帰るのでいいとの事)

 

 

 

 

息子さんに、「ボク、ギルさん嫌い。」と言わせたのも亡きご主人だそうです。

 

 

またご主人はこうも言っているといいます。

 

 

「君はまだ若いから、良い人を見つけて結婚して欲しいんだ。

 

 ボクも君が良い人と結婚出来る様に、手伝うからね。」

 

 

 


彼女はそれを聞いて、ギルさんとは付き合わない事にしたそうです。

 

 


霊能者の方いわく、

 

 

妻を愛していたご主人は、亡くなると残された妻の幸せの為なら、

 

 

再婚をむしろ応援する人が多いのだと言います。

 

 

問題は生前、すごく焼きもちやきだったり、再婚に反対していたご主人が亡くなった時ですが、

 

 

それでも亡くなって1年~2年位経つと、人間が出来てきたのか悟りを開いたのか、

 

 

妻の再婚を許す様になる事が多いといいます。

 

 

だから、亡きご主人に知られない様にこそこそ付き合うよりも、

 

 

堂々と亡きご主人に相談しながら、報告しながら再婚に向き合う方が良いそうです。

 

 

その方が、良い場合は応援するし、結婚して不幸になるのなら邪魔してくれるからです。

 

 

彼女の場合、亡きご主人に相談していませんでしたが、

 

 

残された可愛い息子の為にも、反対したんでしょう。という事でした。

 

 

 

 


ただし、結婚はご主人が亡くなってから1年後以降。

 

 

デートはご主人が亡くなってから半年は開けた方がいいでしょう。という事です。

 

 


この時以降、私もそうアドバイスしています。

 

 

「息子と君が、幸せになるんなら、

 

 再婚しても、いいんだよ。

 

 

 

 

 愛してるよ。今も・・」

 

END

 

●封印された息子

 

 

 


このお話は、一昨日のブログ(●子供の霊が出る家)の続きです。

 

 

 

従って、一昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12308652484.html

 

 

を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 


ある時、そのレッドモンドのある住宅に住んで居る方から、

 

家に子供の霊が出るという相談が、霊能者の所に持ち込まれました。

 

ハリソンさんご夫妻には子供が3人居て豪華な2階建てと広い庭の家に住んで居ました。

 

その家族の中の一番小さい6歳になる女の子が、

 

時々この家で、小さな男の子の幽霊を目撃して泣くというのである。

 

他の子供達は、幽霊を見るという事は無いらしいのだが、

 

女の子は嘘を言う様な子では無く、ご両親は心配して相談してきたのである。

 

娘さんが幽霊を目撃するのは、決まって2ヵ所だという。

 

■1つは二階の窓の外だという。子供の幽霊が窓から家の中を見ているというのだ。

 

そこは特にベランダとか、外に人が立てる様な場所は無く、

 

その窓に顔が写るとしたら、幽霊以外には考えられない場所だという。

 

■もう1つは、庭である。庭で娘さんが遊んでいると、

 

子供の幽霊が現れる時があるというのだ。しかも、時々子供の幽霊だけでなく、

 

お年寄りの幽霊も2人くらい子供の幽霊と一緒に出る事もあるという。

 

また、娘さんいわく、本当は、彼女がこの家に来た当時から見えていたらしいが、

 

当時は幼くて、話す事が出来なかったという。どうやら幽霊は最近現れたのではなく、

 

ハリソンさん夫妻がこの家に住み始めた当初から居た感じだった。

 

この家は新築だったのである。つまり、幽霊屋敷でも無ければ、

 

前の住人が関係している問題でも無かった。家を建てる前は荒地だったというのだ。

 

やや坂になっている敷地に、2階建ての大きな家がハリソンさんの家だった。

 

家の前には、緑の芝生が広がる大きな庭があった。

 

娘さんに出て来てもらい、庭のどの辺で霊を見たのか教えてもらう事になった。

 

娘さんによると、庭で霊を見かける時は、特に決まった場所は無いという。

 

ある時は、木の陰だったり、ある時は家の窓際だったり、

 

ある時は芝生の真ん中だったりしたという。お年寄りの幽霊を目撃する時は決まって、

 

男の霊も居る時で、男の子の霊の側か後ろに居るという。

 

最後に、2階のどの窓で男の子の顔を見たのか聞いてみた。

 

すると「あの窓」と娘さんが指を差す先は、やや出窓になっている2階の窓で、

 

この庭に面している部屋の窓だった。確かに、出窓の前には立てる様な場所は無い。

 

もし、二階の部屋から窓から男の子の顔が見てたのなら、それはやはり霊だろう。

 

霊能者の方いわく、この庭には、霊らしきものは見えないという。

 

私達は、家の中に案内されて、さっそく霊が窓から覗くという部屋に行ってみる事にした。

 

そこは夫婦の寝室だった。娘さんがまだ小さい頃は、この部屋にベビーベッドがあり、

 

その頃から窓から男の子が覗いていたという。

 

霊能者の方は、ゆっくりと霊が現れるという窓に近づいて、そこで目をつぶった。

 

窓に現われるという男の子の霊の残留思念をキャッチすべく心を集中させている様だった。

 

5、6分経っただろうか。霊能者の方が、首をかしげながら、窓から離れたので、

 

「何か分かりましたか?」と私が通訳を通じて聞いてみた。

 

すると、霊能者の方が、「入れない。って言うんだよねぇ。」と言う。

 

「家に入れないっていう意味ですかね。」と聞くと「多分、そうだと思う。」と霊能者。

 

どうやら、本当に娘さんが目撃した男の子の霊は存在した様だった。

 

しかし、霊能者の方も、ちょっと不思議そうな表情で訳が分からないという感じだった。

 

「入れない。」という霊。これは、逆に言えば、

 

霊は、この家にどうしても入りたいという事なのか?

 

いったいこの家に、何があるというのだ!そして、なぜ、霊は入れないのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊能者によるファーストコンタクトは、

 

 

結局この「入れない。」という声しか分からなかったという。

 

 

なぜ、霊は入れないのか。

 

 

そして霊は、なぜ、そんな事を言うのか。

 

 

私は勿論の事、霊能者の方も分からないという。

 

 

 

 


そこで、少し時間を於いてから、

 

 

2回目のコンタクトを試みる事になった。

 

 

私を含めて全員が部屋の外に一度出た。

 

 

そして、霊能者の方だけが寝室に入り、窓際に椅子を置くと、

 

 

その上に座り、冥想を始めた。

 

 

これは霊能者に限らず、普通の方でも冥想状態を作る事が出来れば、

 

 

霊感が普通よりも研ぎ澄まされるという。

 

 

 


5・6分過ぎたが、霊能者の方はただ目をつぶっているだけで動かない。

 

 

どうやら今回は霊能者の方も、苦戦している様に見えた。

 

 

 


しかし、私達に出来る事は、ただ部屋の外から見守る事しか出来ない。

 

 

 

 

 

更に5分位経った時、

 

 

 

霊能者の方が目を開けて立ち上がった。

 

 

 


何か分かったのだろうか。

 

 

 


私達は期待しながら、霊能者の方の第一声に注目して待った。

 

 

 

 

 

 

しかし残念ながら、霊能者の方が言ったのは、

 

 

「やっぱり、入れない。という事しか聞き取れないわ。」というものだった。

 

 

 

 


ただ、霊能者の方はこの後、変な事を言ったのである。

 

 

「霊視している時、何回か私、お母さんの事を思い浮かべるのよね。」と言う。

 

 

 

「えっ、それは、貴方のお母さんの事ですか?」

 

 


「そう。」

 

 

 


私は一瞬、「こんな時にお母さんの事を思い浮かべるなんて・・・」

 

 

この事件とは関係が無いのに。と思ったのだが、

 

 

 


それがそうでも無かったのである。

 

 

むしろ、この不思議な現象の謎を解くものだったのです。

 

 

 


霊能者の方いわく、

 

 

霊視や冥想中に、自分が思ったり、欲しがったり、したい事が浮かんだ時、

 

 

それは、霊が思っていたり、欲しがっていたり、したい事だったりする事と

 

 

同じだったりする事があるのだという。

 

 

 


つまり、霊の気持ちと同調する時があるというのだ。

 

 

例えば、そこに悲しんで泣いている霊がいるとしよう。

 

 

すると、その霊の声は聞こえなくても、霊感の強い人は、

 

 

霊が泣いている気持ちを受け取って、悲しくも無いのにそこに行くと泣いてしまう。

 

 

そんな状態が、霊の気持ちと同調したと言える。

 

 

食べ物で例をあげるともっと、もっと分かりやすいかもしれない。

 

 

側に亡くなったお父さんの霊が来たとします。

 

 

すると、貴方はなぜか急にビールが飲みたくなりました。

 

 

でも、よく考えると貴方はビールなど飲む習慣は普段から無いのです。

 

 

これは、お父さんの霊の気持ちと同調して、

 

 

一瞬、まるで貴方がビールを飲みたいかの様に思ったのです。

 

 

 


だから、霊能者の方が、「霊視している時、何回か私、お母さんの事を思い浮かべる」

 

 

という事は、イコール男の子の霊も、

 

 

お母さんの事を思い浮かべてやって来ているというのです。

 

 

 

 

 

ハリソン家で、お母さんと呼べるのは、奥さんしかいません。

 

 

となると、男の子の霊は、奥さんに会いに来ていたと考えられました。

 

 

そう言えば、男の子の霊が窓から覗くという部屋も、奥さんが寝ている寝室です。

 

 

 


そこで、霊能者の方は奥さんに、ずばり聞いてみました。

 

 

「失礼ですが、もしかして、

 

 小さい男の子を亡くされていませんか?」

 

 

 

 


すると、ハリソン夫人は泣き出してしまいました。

 

 

 

それは明らかに「YES」という反応に他なりませんでした。

 

 

 

 

その後、場所を移して奥さんは、こんな身の上を話してくれたのです。

 

 


それは今から約8年前。

 

 

奥さんは別の方と、結婚生活を送っていました。

 

 

二人の間には、4歳になる息子さんもいて、とても幸せだったといいます。

 

 

息子はとても甘えん坊で、可愛い子だったといいます。

 

 

ところが、その息子さんが突然病気で亡くなってしまったのです。

 

 

奥さんは一人息子を亡くしたショックから立ち直れず、

 

 

やがて、夫との仲も悪くなり、離婚したのです。

 

 

ご両親は、大そう心配されました。

 

 

娘は子供の死から立ち直れないんじゃないか。と。

 

 

そんな時、実業家のハリソンさん(今のご主人)に出会ったのでした。

 

 

当時ハリソンさんも離婚していて、二人の幼い男の子の子育てに奮闘していました。

 

 

ご両親は、こんなチャンスはもう無いと思い、

 

 

「もう亡くなった息子の事は忘れなさい。

 

 そして、相手の子供を自分の子供だと思って、

 

 自分の子供はあの二人だけだと思って、子育てしなさい。」とアドバイスして、

 

 

沢山あった亡くなった息子さんの写真は、全て実家に置いていく様にさせたのです。

 

 

そう。亡き息子さんの写真やら存在すらも全て実家に封印したのです。

 

 

その後、ハリソンさんと無事結婚。

 

 

二人の間に産まれたのが、今回霊を目撃した娘さんだったという訳です。

 

 

 

 

霊能者の方は、その話をじっと聞いていて、

 

 

こんな事を奥さんに言ったのです。

 

 


亡くなったお子さんのお名前は、なんて言うの?」

 

 


ケヴィンです。」と奥さん。

 

 

 

 


「そう。

 

 

 でもね。

 

 

 ケヴィンちゃんは、今でも貴方の息子さんなんですよ。

 

 

 

 幼い子供が亡くなるとね。甘えん坊だった子は特にね。

 

 

 お母さんに会いたく、会いたくて・・・

 


 そんな時、亡くなったお祖父さんやお祖母さんが、時々ね。

 

 

 今のお母さんの所に、ケヴィンを連れて来てくれる事があるの。

 

 


 でもね。

 

 

 

 そんな時、お母さんが、もうケヴィンの事を無いものとして考えていて、

 

 

 部屋にケヴィンの写真すら飾って無い。

 

 

 自分の子供は、ハリソンさんとの間の3人だけ。

 

 

 部屋にある写真は、その子達だけしかない。

 


 そんな時、ケヴィンはとっても悲しい気持ちになるの。

 

 

 

 

 ママは、もうボクのママじゃないの?って。

 

 

 

 

 

 


 分かるでしょ。

 

 

 だから、ケヴィンちゃんの写真も部屋に飾ってあげて。

 

 

 そして時々、声をかけてあげて欲しいの。

 


 「お早う。ケヴィン。」って。

 

 

 たったそれだけで、、  たったそれだけでいいの。

 

 

 

 ケヴィンちゃんは、とても幸せになると思うわ。」


 

 

 

 

 

その後、ハリソン夫人は、夫や子供達にも今までの事を全て話し、

 

 

寝室に、3人の子供達の他に、ケヴィンちゃんの写真も飾る様になった。

 

 

それ以後、娘さんが窓や庭で男の霊を見かける事も無くなったという。

 

 

 

 

 

 

最後に、

 

 


私達は、帰りの車中で、こんな事を話していた。

 

 


「なんで、子供が3人いたのに、

 

 一番下の女の子だけにしか見えなかったんだろうね。」と通訳の方。

 


すると、霊能者の方が、


「分からないけど、

 

 血かもしれないね。」

 

 

 

「血?」

 

 

 

「そう。


 だってケヴィンは、女の子の

 

 
 お兄ちゃんだもん。」

 

END

 

 

 

 

 

 

 

●入れない霊

 

 

 


このお話は、昨日のブログ(●子供の霊が出る家)の続きです。

 

 

 

従って、昨日のブログ(https://ameblo.jp/hirosu/entry-12308652484.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 


ある時、そのレッドモンドのある住宅に住んで居る方から、

 

家に子供の霊が出るという相談が、霊能者の所に持ち込まれました。

 

ハリソンさんご夫妻には子供が3人居て豪華な2階建てと広い庭の家に住んで居ました。

 

その家族の中の一番小さい6歳になる女の子が、

 

時々この家で、小さな男の子の幽霊を目撃して泣くというのである。

 

他の子供達は、幽霊を見るという事は無いらしいのだが、

 

女の子は嘘を言う様な子では無く、ご両親は心配して相談してきたのである。

 

娘さんが幽霊を目撃するのは、決まって2ヵ所だという。

 

■1つは二階の窓の外だという。子供の幽霊が窓から家の中を見ているというのだ。

 

そこは特にベランダとか、外に人が立てる様な場所は無く、

 

その窓に顔が写るとしたら、幽霊以外には考えられない場所だという。

 

■もう1つは、庭である。庭で娘さんが遊んでいると、

 

子供の幽霊が現れる時があるというのだ。しかも、時々子供の幽霊だけでなく、

 

お年寄りの幽霊も2人くらい子供の幽霊と一緒に出る事もあるという。

 

また、娘さんいわく、本当は、彼女がこの家に来た当時から見えていたらしいが、

 

当時は幼くて、話す事が出来なかったという。どうやら幽霊は最近現れたのではなく、

 

ハリソンさん夫妻がこの家に住み始めた当初から居た感じだった。

 

この家は新築だったのである。つまり、幽霊屋敷でも無ければ、

 

前の住人が関係している問題でも無かった。家を建てる前は荒地だったというのだ。

 

一抹の不安を抱えながらも、私達は橋を渡った。いざREDMONDの幽霊が出る家へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道すがら、私達は車中では比較的明るかった。

 

 

ジョークも交えて、帰りは何か美味しい物をREDMONDで食べてきましょう。

 

 

という様な話をしていた。

 

 

はたから見たら、とてもこれから幽霊が出る家に行こうとしているとは思わないだろう。

 

 

 

 


私もそうだが、霊能者の方も多分、

 

 

今回の相談は、そんなに危険なものではないだろうと踏んでいた。と思う。

 

 

 

 

なにしろ、幽霊を目撃した女の子は、もう小さい頃から目撃しているにもかかわらず、

 

 

特に悪い事は起きていないし、家族もみな健康だという事だった。

 

 

それに家も6年前から裕福で、ご主人の事業も順調だという。

 

 

しかも、幽霊は何故か窓の外から覗いていたのであって、家の中に出た訳では無い。

 

 

それに、幽霊と言っても、小さい男の子の霊だという。

 

 

怖がるというよりも、もし困っている様なら、

 

 

助けてあげたいという気持ちの方が強かった。

 

 

 


なによりも、今回の相談が危険なものなら、

 

 

霊能者の方が、私も誘ってくれたりはしないはずだ。

 

 

 

 

 

 

そうこうしている内に、車はREDMOND市内に入った。

 

 

ここからが、私の唯一の出番だった。

 

 

当時はまだカーナビなどが普及していなかったので、

 

 

知らない家に行く時は、地図が頼りだった。

 

 

私は中学生の時にボーイスカウトに入っていたので、

 

 

地図を読み解くのが得意だったのである。

 

 

 

 


よく地図を見るのは苦手という人がいるが、

 

 

そういう人は、地図を漠然と見るから分からなくなるのである。

 

 

コツは、今、自分が居るのはどこなのか、詳しく点で把握する事だ。

 

 

そして、あと100m行けば、何かあるのか道は曲がるのか、信号があるのかなど、

 

 

100mづつ自分の位置を把握していく。それの連続をしていけば、

 

 

地図が苦手というのは克服出来るのだ。

 

 

 


私のナビゲーションによって、比較的短時間で、ハリソンさんの家を見つける事が出来た。

 

 

なだらかな山の中腹なのだろうか。

 

 

やや坂になっている敷地に、2階建ての大きな家がハリソンさんの家だった。

 

 

正面から家を見ると、真ん中に大きな玄関があり、

 

 

その左手に居間かリビングといった大きな部屋。そして右手には大きなガレージがあった。

 

 

車のガレージは横に3つの扉がある大きなもので、

 

 

単純に考えれば、3台が収納出来るものだ。

 

 

家の前には、緑の芝生が広がる大きな庭があった。

 

 

2階建てと言っても、感じとしては、日本の2階建ての家が3つ位集まった感じだ。

 

 

暖炉用の煙突だろうか。煙は出ていないが、壁づたいに赤い煉瓦作りの塔がある。

 

 

デカい。

 

 

 


車をガレージの前に停めると、窓から見ていたのか、

 

 

奥さんが、出迎えに出て来てくれた。

 

 

 


簡単な挨拶を交わすと、問題の家の中に入る前に、

 

 

娘さんに出て来てもらい、庭のどの辺で霊を見たのか教えてもらう事になった。

 

 

 

 

娘さんによると、庭で霊を見かける時は、特に決まった場所は無いという。

 

 

ある時は、木の陰だったり、ある時は家の窓際だったり、

 

 

ある時は芝生の真ん中だったりしたという。

 

 

そして、お年寄りの幽霊を目撃する時は決まって、男の霊も居る時で、

 

 

男の子の霊の側か後ろに居るという。

 

 

 


確かに、この娘さんがウソを言っている感じはしなかった。

 

 

霊能者の方も、黙ってこの子の言う事に耳を傾けていた。

 

 

 

 


最後に、2階のどの窓で男の子の顔を見たのか聞いてみた。

 

 

すると、「あの窓」と娘さんが指を差す先は、

 

 

やや出窓になっている2階の窓で、この庭に面している部屋の窓だった。

 

 

確かに、出窓の前には立てる様な場所は無い。

 

 

もし、二階の部屋から窓から男の子の顔が見てたのなら、それはやはり霊だろう。

 

 

 

 

 


霊能者の方いわく、

 

 

この庭には、霊らしきものは見えないという。

 

 

今の時刻が午前11時とあって、さすがに霊は出にくいのかもしれないが、

 

 

この時点で、手がかりはゼロである。

 

 

 

 

 

 

 


私達は、家の中に案内されて、

 

 

さっそく霊が窓から覗くという部屋に行ってみる事にした。

 

 

 

 

 


そこは夫婦の寝室だった。

 

 

 

寝室には大きなダブルベッドがあり、その両脇に小さな机とこじんまりした本棚があった。

 

 

娘さんがまだ小さい頃は、この部屋にベビーベッドがあり、

 

 

その頃から窓から男の子が覗いていたという。

 

 

 

 

 

 

 

霊能者の方は、ゆっくりと霊が現れるという問題の窓に近づいて、

 

 

そこで目をつぶった。

 

 

 

その窓に現われるという男の子の霊の

 

 

残留思念をキャッチすべく心を集中させている様だった。

 

 

 

 

 

 


5、6分経っただろうか。

 

 

 

霊能者の方が、首をかしげながら、窓から離れたので、

 


「何か分かりましたか?」と私が通訳を通じて聞いてみた。

 

 

 

 

 


すると、霊能者の方が、

 

 

入れない。って言うんだよねぇ。」と言う。

 

 


「えっ、男の子の霊が、入れない。って言うんですか?」

 

 


「そうなの。入れない。って。」

 

 

 


この家に入れない。っていう意味ですかね。」と私が聞くと、

 

 


「多分、そうだと思う。」と霊能者。

 

 

 

どうやら、本当に娘さんが目撃した男の子の霊は存在した様だった。

 

 

しかし、霊の声か残留思念を読み取った霊能者の方も、

 

 

ちょっと不思議そうな表情で、訳が分からないという感じだった。

 

 

とうぜん私など分かる訳がない。

 

 

しかし、

 

 

 

「入れない。」という霊。

 

これは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


逆に言えば、

 

 

 

 

霊は、この家にどうしても入りたいという事なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いったいこの家に、何があるというのだ!


そして、なぜ、霊は入れないのだろうか。

 

 

最終話は、明日のブログに続く。