●乳がん占い。
電話相談で、こんな変わった相談を受けた事があります。
それが、「私は乳がんになるか占って欲しいです。」でした。
なかなかの難問ですよね。
何しろ、基本、その人が乳がんになるかどうかなんて占う方法などありませんから。
それでも一応お金をもらっているので、無下には出来ません。
そこで、私が知っているだけですが、彼女のこんな質問をしました。
①■「貴方の家系で、誰か乳がんになった方はいますか?」と聞いてみると、
彼女はお祖母ちゃんが乳がんだったと言います。
こういう質問は多分病院でも、「親族に乳がんの発症歴はありますか?」
という形で聞かれると思いますが、一応祖母も親族の発病暦に入ります。
つまり、お祖母ちゃんが乳がんであっても孫が乳がんになる可能性は出てくるわけです
②■お酒は飲みますか?(アルコール類)
すると彼女は、飲めないと言いました。
乳がんの危険度から言ったら良い事です。
実はアルコールと乳がんの危険度は下の様になります。

③■初潮はいくつでしたか?
彼女は電話とはいえ、答えづらそうだったので、
「ああ、答えなくてもいいですよ」と言って、
ちなみに、初潮が14歳未満の女性に比べ、16歳以上で初潮を迎えた女性は
乳がんリスクが約4分の1に抑えられています。と説明しました。
ところで皆さん、
普段食べているお肉ですが、
どんなお肉を食べるかによって、乳がんの危険度は違ってくるというのをご存じでしょうか?
多分、ここまで多くの肉で調べたの世界で私が初めてじゃないかな。
彼女に乳がんの事を聞かれた後、色々独自に調べてみたんですよね。
良かったら、参考にしてみてください。
そこでこんな問題。
下の肉の内、乳がんの危険度が高い順に並べてみてください。
①■モモ肉 ②■ベーコン
③■バラ(カルビ)牛 ④■羊肉
⑤■ジャーキー ⑥■ヒレ肉(牛)
⑦■ハム ⑧■ランプ肉(牛)
⑨■サーロイン(牛) ⑩■リブロース(牛)
⑪■ソーセージ ⑫■鶏肉
⑬■コンビーフ ⑭■加工されたさいころステーキ(牛)
⑮■ハンバーガー(牛100%) ⑯■鳥のからあげ
⑰■豚肉(ヒレ) ⑱■豚肉(モモ肉)
⑲■豚肉(肩ロース) ⑳■豚肉(バラ肉・カルビ)
㉑■豚肉(リブロース)


危険度が高い順に並べてみてください。
少し考えてみてから、先をお読みください
上の肉の内、乳がんの危険度の高い順に並べるとこうなります
②■ベーコン 燻製+脂肪が多く、焦げやすい。発がん性物質が多い
⑦■ハム 発色剤(亜硝酸塩)使用が多く、少量でもリスク上昇
⑪■ソーセージ 亜硝酸塩・保存料が多く、焼くと発がん性物質が生成されやすい
⑤■ジャーキー 乾燥肉で保存性は高いが、塩分過多。発がん性物質は比較的少ない
⑬■コンビーフ 塩分・保存料が多いが、摂取量は比較的少ない
③■バラ(カルビ)(牛) 脂肪が非常に多く、飽和脂肪酸によるリスクが高い。
⑩■リブロース(牛) 霜降りが入りやすく脂肪量が多い。
⑨■サーロイン(牛) 脂肪と赤身のバランスが良いが脂質は多め。
⑳■豚肉(バラ肉・カルビ) 脂肪が多く、焼肉や炒め物で高温調理する
と発がん物質(ヘテロサイクリックアミン、PAH)が生成されやすい。
㉑■豚肉(リブロース) 脂肪と旨味が強く、ステーキやしゃぶしゃぶに向く。
④■羊肉 脂肪が多い部位(ラムチョップなど)は飽和脂肪酸が多く、
乳がんリスクは牛の脂肪部位(カルビやリブロース)と同程度
⑭■加工されたさいころステーキ(牛) 成型肉には脂肪の多い端肉やバラ肉が使われ
ることが多く、飽和脂肪酸の摂取量が増えます。高脂肪食はホルモン環境を悪化
させ、乳がんの発症や転移を促進する要因になります。
⑮■ハンバーガー(牛100%) 牛肉は飽和脂肪酸を多く含みます。
高脂肪食はホルモン環境を悪化させ、乳がんの発症や転移を促進する要因
になります。特に脂肪の多い部位を使ったパティはリスクが高め。
ハンバーガーのパティは直火や高温で焼かれることが多く、
ヘテロサイクリックアミン(HCA)や多環芳香族炭化水素(PAH)といった
発がん物質が生成されます。
⑯■鳥のからあげ 唐揚げは高温で揚げるため、ヘテロサイクリックアミン(HCA)
や多環芳香族炭化水素(PAH)といった発がん物質が生成されやすいので、
ただの鶏肉よりもリスクが上になる。
⑲■豚肉(肩ロース) 脂肪を取り除けば赤身部分は比較的安全。
⑧■ランプ肉(牛) 赤身中心だが脂肪もやや含む。
①■モモ肉(牛) 赤身中心で脂肪少なめ、リスクは低い。
⑱■豚肉(モモ肉)脂肪が少なく、赤身中心なので加工肉より安全。
⑥■ヒレ肉(牛) 最も脂肪が少なく、乳がんリスクは最も低い。
⑰■豚肉(ヒレ) 最も脂肪が少なく、タンパク質が豊富。リスクは低め。
⑫■鶏肉
では、問題、上の肉16種類を4つに分けてください。
①■最も危険は、最初からどこまででしょうか、線を引いてみてください。
②■高リスクは、どこからどこまでのお肉だと思いますか、線を引いてみてください
③■中程度リスクは、どこからどこまでのお肉だと思いますか、線を引いてみて
④■比較的安全は、下からどこまででしょうか、線を引いてみてください。
少し考えてみてから、先をお読みください
上の肉16種類を4つに分けるとこうなります。
最も危険(加工肉:IARC Group1=発がん性あり)牛も豚も
②■ベーコン
⑦■ハム
⑪■ソーセージ
⑤■ジャーキー
⑬■コンビーフ
高リスク(脂肪の多い牛肉・加工調理品)
③■バラ(カルビ) (牛)
⑩■リブロース(牛)
⑨■サーロイン (牛)
⑳■豚肉(バラ肉・カルビ)
㉑■豚肉(リブロース)
④■羊肉
⑭■加工されたさいころステーキ(牛)
⑮■ハンバーガー(牛100%)
⑯■鳥のからあげ
⑲■ 豚肉(肩ロース)
中程度リスク(赤身中心の牛肉)
⑧■ランプ肉(牛)
①■モモ肉(牛)
⑱■豚肉(モモ肉)
比較的安全なお肉
⑥■ヒレ肉(牛)
⑰■豚肉(ヒレ)
⑫■鶏肉
となります。
研究では、特に鶏肉を多く食べる女性は
乳がんリスクがむしろ低下する傾向がある報告されています。
また、日本人の平均的な赤身肉摂取量(1日約50g程度)と言われていて、
上の危険と言われる肉であっても、
1日平均50g以内なら乳がんのリスクは小さい。と言えます。

最後に、こんな乳がん問題。
下の人の内、乳がんになりやすい順番に並べてみてください。
①■閉経が遅い人 (54歳以降の閉経)
②■出産経験がない人
③■初産が遅い人 (初産が30歳以降)
④■遺伝的要因がある(BRCA1/2遺伝子変異など)
⑤■肥満(特に閉経後女性)
⑥■アルコールをよく飲む人
⑦■運動不足の人
⑧■高脂肪食をよく食べる(霜降り肉・揚げ物・ファストフード)
⑨■加工肉をよく食べる人
⑩■遺伝(母親が乳がん)
⑪■遺伝(姉か妹が乳がん)
⑫■遺伝(祖母が乳がん)
⑬■脂肪の多い肉類を良く食べる。
⑭■揚げ物・ファストフードを良く食べる。
⑮■菓子類:ドーナツ、スナック菓子を良く食べる
これらを乳がんの危険度順にならべて
少し考えてみてから、先をお読みください
上の人の内、乳がんになりやすい順番に並べるとこうなります。
強いリスク(確定度・影響度が大きい)
①■④遺伝的要因がある(BRCA1/2遺伝子変異など) → 生涯発症率が50〜80%に達することもある。最も強いリスク。
②■⑩遺伝(母親が乳がん) → 一次親族の既往はリスク約2倍。
③■⑪遺伝(姉か妹が乳がん) → 母と同様に一次親族で強いリスク。
④■①閉経が遅い人(54歳以降) → エストロゲン曝露期間が長く、リスク約2倍。
⑤■②出産経験がない人 → 乳腺が成熟せず、ホルモン依存性乳がんのリスク上昇。
中程度のリスク(明確な関連あり)
⑥■③初産が遅い人(30歳以降) → リスクやや上昇。
⑦■⑤肥満(特に閉経後女性) → 脂肪組織からエストロゲン産生、閉経後は顕著にリスク増。
⑧■⑥アルコールをよく飲む人 → 1日1杯で乳がんリスクが約7〜10%増加。
⑨■⑨加工肉をよく食べる人 → IARCで「発がん性あり(Group1)」、乳がんリスクも9〜21%上昇。
やや弱いリスク(生活習慣要因)
⑩■⑧高脂肪食をよく食べる人 → 飽和脂肪酸がホルモン環境を悪化、リスク上昇。
⑪■⑬脂肪の多い肉類をよく食べる人(カルビ・霜降りなど) → 飽和脂肪酸が多く、乳がんリスクを高める。
⑫■⑭揚げ物・ファストフードをよく食べる人 → トランス脂肪酸や過剰油がリスク要因。
⑬■⑮菓子類(ドーナツ・スナック菓子)をよく食べる人 → 高脂肪・高糖分で間接的に肥満を介してリスク上昇。
⑭■⑦運動不足の人 → 運動は予防効果があるため、不足するとリスク増。ただし影響度は比較的弱い。
⑮■⑫遺伝(祖母が乳がん) → 二次親族の既往はリスク上昇するが、一次親族ほど強くはない。
怖い話ばかりしたので、
最後に、乳がんにならない為のお勧めの食べ物を紹介して終わりにしましょうね。
①■大豆製品(豆腐・納豆・味噌・枝豆など)
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きを持ち、
乳がんリスクを下げる可能性がある
②■野菜・果物
抗酸化物質や食物繊維が豊富で、ホルモンバランスや炎症を抑える効果。
特にブロッコリー・キャベツなどのアブラナ科野菜、
果物では特にベリー類が有望で、ブラックベリーやブルーベリー同様、
ブドウ・ザクロも抗酸化物質が豊富で、乳がん予防効果が期待されています、
他にもりんご・柑橘類(みかん、オレンジ)などが
乳がん予防に良い可能性があると研究で示されています。
③■アサイー
ポリフェノール量がブルーベリーの約18倍とされ、抗酸化・抗炎症作用が強い。
血管新生阻害作用もあり、がん細胞の進行を抑える可能性がある。
END