【全日本大学駅伝2018】 

駒澤大学 区間配置予想

ど~も、太郎です。

エントリー選手がようやく発表
されましたので、今日からは
区間配置予想してみます。

第1弾は駒澤大学

箱根駅伝の予選会では
衝撃的な好タイムで予選突破

得意の全日本ではどんな走りを
見せてくれるのか楽しみです。

それでは、エントリーメンバーから

伊勢翔吾    4年 29:21:04
片西  景     4年 28:38:70
下  史典     4年 28:56:24
白頭徹也    4年 29:14:33
堀合大輔    4年 29:10:53
中村大成    3年 29:12:12
中村大聖    3年 29:45:29
山下一貴    3年 29:10:91
伊東颯汰    2年 29:06:69
小島海斗    2年 29:39:91
小原拓未    2年 29:18:27
加藤  淳     2年 29:17:87
神戸駿介    2年 30:01:42


箱根予選会のエントリー14人から
3年生大坪選手が外れました。

先程触れたように
箱根予選会は余裕のトップ通過

新たに選手を入れ替える必要は
ない好成績でしたからね
この流れは当然だと思われます。

箱根予選会の成績にも触れて
おきましょう。

片西  景     4年 1:01:50
伊勢翔吾    4年 1:02:38
山下一貴    3年 1:02:46
中村大聖    3年 1:03:10
加藤  淳     2年 1:03:12
伊東颯汰    2年 1:03:13
中村大成    3年 1:03:15
下  史典     4年 1:03:15
堀合大輔    4年 1:03:17
神戸駿介    2年 1:03:22
白頭徹也    4年 1:03:30
小原拓未    2年 1:03:57

5km毎のラップタイムを見ると
4つのグループに分かれて
レースを進めたようです。

1、片西
2、伊勢
3、山下、加藤
4、それ以外の選手

片西選手から加藤選手まで4人は
それぞれのペースの違いで
3つのグループに分かれてしまった
のが実情でしょう

片西選手と伊勢選手の差は48秒差
61分台を出した片西選手の力が
頭一つ抜けていました。

この2人の5km毎のラップは

片西14:33、14:21、14:44、15:05、03:07
伊勢14:36、14:29、15:12、15:08、03:13

大きく差がついたのは15km以降の5km
ですが、全体的に片西選手が強いのは
よくわかりますよね。

山下選手と加藤選手は
15kmまでは一緒にいましたが
その後の5kmで差がつきました

15km以降の5kmのタイムが
山下14:45
加藤15:10

この5kmの25秒差が総合タイムの差に
あらわれました。

それ以外の選手は、いわゆる集団走
このグループは4年生の堀合、下選手が
引っ張っていたと思われます。

ちなみに下選手の5km毎のラップは
14:56、15:04、15:13、14:54

15kmまでは安全運転、
それ以降でペースアップしているのが
よくわかります。

駒澤大の好記録の要因は
15km以降で5km14分台まで
戻してこれたことだと思います。

タイムを狙うなら片西選手のように
15kmまでは14分台で押す必要が
あります。

今回も総合10位以内の選手
つまり62分30秒以内で走った選手は
全員が15kmまでは14分台で
走っています。

そんな中で、駒澤大は
15kmまでは無理をしないで
ラスト5kmでタイムを稼ぐという
作戦を選択したということでしょう

ただ、この作戦を選んでも実際に
実行できなければ計画倒れな訳です。

それを成し遂げた選手たちの
成長には驚かされました。

この好成績の背景にあるのは何か
色々考えたんですが
私が注目したのは1万mのタイム

1年前の時点でのタイムを比較すると
大幅にアップしているのが
よくわかります。

具体的にタイムを比較すると
(左が昨年のこの時期での自己ベスト
 右が現時点での自己ベスト)

片西  景     29:30:73 → 28:38:70
下  史典     28:56:24 → 28:56:24
伊東颯汰   記録なし → 29:06:69
堀合大輔   記録なし → 29:10:53
山下一貴    30:43:10 → 29:10:91
中村大成   記録なし → 29:12:12
白頭徹也    29:19:62 → 29:14:33
加藤  淳     29:48:87 → 29:17:87
小原拓未    29:27:32 → 29:18:27
伊勢翔吾    30:57:60 → 29:21:04
小島海斗    30:37:62 → 29:39:91
中村大聖    29:53:08 → 29:45:29
神戸駿介    31:00:00 → 30:01:42

現時点では28分台は2人ですが
注目したいのは29分20秒以内の
人数の多さ

以前から言っていることですが

五千m14分00秒→1万m29分00秒
1万m29分00秒→ハーフ63分前後

大まかにこういう基準で考えています。

つまり、13分台を出せば28分台は
見えてくるし、その先には62分台もある
ということ

これに当てはめてみると
29分一桁から10秒台の選手が
ハーフで63分前半のタイムは
想定通りのということですね。

昨シーズンまでは、
1万mのレースに出場には
かなり消極的でした。

それに比べて
今季は積極的に出場している
印象を持っています。

今季になってから方針を変えて
トラックのタイムアップにも
目を向けてきたことが

結果的に伸び悩んでいた
ハーフのタイムを劇的に伸ばした
というのが私の推論です。

それじゃあ、区間配置予想を
してみましょう。

その前に考えないといけないのは
区間距離が見直されたこと

変更内容は
(左が旧区間、右が新区間)

1区14.6km→9.5km
2区13.2km→11.1km
3区 9.5km→11.9km
4区14.0km→11.8km
5区11.6km→12.4km
6区12.3km→12.8km
7区11.9km→17.6km
8区19.7km→19.7km

7区が大幅に長くなったので
長い距離を確実に走り切れる
選手がもう1枚必要なったことが
一番大きな変更でしょうね。

前回までは1区2区4区8区に
強い選手が配置され
残りの4区間がつなぎ区間
という位置づけでしたが

今回からはどうなるのか
なかなか読めないですが

前半での遅れは許されないけど
戦力を使い過ぎると最後の2区間で
ひっくり返される可能性もあるので

1区から4区、5区6区、7区8区
3つのパートに分けて
選手起用を考える必要が
あるような気がしています。

ともかく実際に組んでみましょう。

まずは1区からですが

昨季、全日本、箱根と1区を担当
したのは片西選手ですが

距離が一気に9.5kmまで短縮
したので、ここでの起用は
さすがにもったいない気がします。

だけど遅れるのはもっと怖い
悩ましいところですね

片西選手じゃなかったら誰か?
スピードがある選手が基本の
ような気がします。

まず思いつくのは
前回の出雲で1区だった加藤選手
1年生ながら1区でしたが区間13位に
終わりました。

いきなり1区に起用するのは
少し厳しいかな
やはり1区は片西選手にしましょう

箱根駅伝でも1区の第一候補は
片西選手なのは間違いないはず

距離変更直後なので他のチームも
様子見になるので

各チームとも箱根の1区候補や
出雲の1区で成功した選手を
起用してくる気がします。

今後どうなるのは今回のレース
次第でしょう

今回は駅伝の定石通り
1区から主導権を取る方向で
いきたいなと考えました。

続く2区には加藤選手でしょうか

1区はいい位置で来ると思うので
流れを止めない走りを第一に
考えて欲しいかなと

ここでいい走りが出来れば
箱根の1区も見えてくるかも
そういう期待も込めてここにしました。

続く3区は山下選手

ここで一気にレースの主導権を
握りに行きたいので山下選手に
決めました。

コース的には4区の方が厳しい
感じがしています。

ただ、3区で勢いが止まるのが
一番怖いので
信頼感が高い選手ということで
ここはいい選手を積極的に
投入したいと思いました。

次の4区は下選手

経験豊富ですからね
難しいコースですがなんとか
クリアしてくれそう

5区は大聖選手

5区と6区は前半区間より距離は
長めですが、走りやすい区間です

いわゆるつなぎ区間と言えそうですが
まずは全日本経験者の大聖選手
を使いたいと思います。

続く6区は伊東選手

ここは誰でも可能性がありますが
予選会でチーム上位だった
伊東選手にしました。

コース的にもスピードを生かせるので
ピッタリのような気がします。

7区は堀合選手

長い距離の区間は信頼のおける
4年生でしょう

チーム事情によりこの区間は
大きく差がつくような気がします。
箱根で言うと4区みたいな感じ

追い上げるのは難しいけど
下位チームに追い上げられる
事はなさそうです。

最後8区は伊勢選手

予選会チーム2位ですからね
片西選手や山下選手をアンカーに
という考えもありますが

そこまでの選手層はまだないので
やはり前半区間に戦力を注ぎ込む
必要はありそうです。

そうなると、伊勢選手や堀合選手
が候補かなと

7区8区はどちらでもいいけど
一応予選会で順位が上だった
伊勢選手を8区に持ってきました。

区間配置をまとめると

1区 片西  景  4年
2区 加藤  淳  2年
3区 山下一貴 3年
4区 下  史典  4年
5区 中村大聖 3年
6区 伊東颯汰 2年
7区 堀合大輔 4年
8区 伊勢翔吾 4年

予選会から3週間ですからね
コンデションはいいと思われます

ただ、さすがにハーフマラソンを
走って間がないですからね

そこら辺を考慮すると
あまり頑張り過ぎるもの
どうかと思います。

予選会はチーム戦でしたからね
1人で走る駅伝でどこまで
力を発揮できるか

箱根駅伝を占う上で
その走りに注目したいですね

優勝を狙っているようですが
個人的には3位以内は難しいかなと
思っています。

以上、駒澤大学の区間配置予想でした。

次回もお楽しみに~

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