第1817回例会山行  行者山 | 広島山稜会のブログ

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西中国山地を歩いて64年

1817回例会山行   行者山             令和6年1月28日

 

傘山まで登る予定でしたが、午後に雨雲が通過する予報を確認し、雨具を持ってないこともあって、昼食後に傘山登頂を断念しました。

長者山・傘山は、山稜会の例会山行として何度か取り上げられてきた山ですが、私個人としては、1996年の例会山行以来の28年振りの訪れでした。その時には石鎚神社からの鎖場がある修験者が利用していたと言われるルートを登ったのですが、今回はこのルートがあることを失念し、ネットで調べた西のメープルヒル病院の入り口からのルートを取りました。

2号線バイパスの下を潜ると、すぐ左の谷筋に案内看板があるので登山道であることがわかります。その先の分岐には右への登山道を示す「大竹山の会」の標識があって、「西山社」と言われる石鎚神社の末社の廃屋があり、側の石の鳥居を潜ることとなります。

この道にも参道らしい標柱や灯篭、ホコラなどがあり、30分少々登ると石やレンガをきれいに塗り固めた手水場があります。水は流れていません。側に休むことのできる建物があり、その中を通り抜けて登ることとなります。多くの人が参詣のため登ったことがうかがえるものです。

大岩が重なる中に祠がある所を通り過ぎると、すぐ石灯籠のある白い板壁の大きな建物に着きます。建物は神社の末社らしく、壊れた引き戸の中を除くと、神棚らしい造りのものがあります。足元は木が茂っていますが、覗き込むと切り立った大きな岩場の上であることがうかがえます。瀬戸内海の眺めもすばらしいです。

末社から10分程登った地点の右眼下に大きな岩場とそこに架かる鎖を見ることができます。そこが神社からの登高ルートです。「石鎚神社参道」の古い看板を見ます。

通り雨に会いながらも、「石鎚神社」の祠がある山頂に着きました。南側の岩場からは、雲間からの陽に光る瀬戸内海のすばらしい景色をみることができました。

行者山山頂から遠くに見える傘山を確認してから縦走にとりかかりました。

起伏のない稜線から谷和林道に下り着き、傘山を目指して再び尾根の上りに取り掛かります。12時前に高圧電線鉄塔の下に着き、昼食としました。ここで、先の雨雲予報を懸念して下山することとしました。

帰路は「憩いの森」に下り、「金龍の滝」を見ることとしました。公園には子供用の遊具もありますが、壊れて使用禁止となっています。トイレや休憩用上屋は使用できます。谷水は山から流れ出るきれいな水で、デイキャンプに最適な場所と想われました。「金龍の滝」は、大岩が重なる高度差のある谷を下った所にありますが、今は立ち入り禁止とされていました。

 下山路は、公園の道を引き返して展望台のあるピークまで登ってから、行者山の南を下る西山谷のルートを取り、上って来た「西山社」に下りました。予報に反して雨は降りませんでしたが、それなりに楽しいルートを歩くことができました。

 

玖波駅から見る行者山です

登山口の「西山社」です

祠のある大岩です

岩場のうえにある社です

眺望の良い岩場です

行者山山頂の石鎚神社で

行者山山頂の石鎚神社です

行者山山頂から笠山を背景に