こんにちは。
こころクリーニスト
ミヤウチです。
お越しいただきありがとうございます。
自分らしく、ありのまま。
って言うと重いのか～…って感じる事件がありました。
摂食障害でお悩みの方とお話ししていた時のこと。
いきなり私に怒りをぶつけてきました
今まで色んなセラピーを試した。
カウンセリングもした。
皆、
あなたは何も悪くない、
だからありのままの自分を受け止めましょう、
あなたらしく生きましょう、
って必ず言う。
それができないからこんなに苦しいのに
どうせあんたもそう言うんだろう？
という主張でした。
私はいつものように「どうなりたいのか」を聞いていたのですが、
「あなたらしく」「あなたのままで」と言おうとしてるんだと解釈したようです。
そうかぁ、
確かに自分らしく生きる方法を探してるんだもんね、と共感しました。
摂食障害が起きる時と言うのは
容姿のことや人格を否定される事件があって
「ありのままの自分ではいけない」
と思ってしまうことが原因・・・
というのが”定説”です。
きっとそんな「一般的な話」を何度も聞かされてきたのでしょう。
でも原因なんて自分の中にしかないんだよね。
「あなただけの原因を知りたいんだよね？教えるよ」
と伝えると
その方の声のトーンが変わりました。
エモーションフリーはその人だけの原因を見つけるから。
結局この方の原因は
「自分だけを特別扱いされていたい願望」
自分は周りとは違う、という優越感を満たすためにやっているので、
「ありのままで」なんて言われたって響くわけがありません。
そりゃ止められるわけがないのです。
彼女の怒りはいつの間にか収まっていました。
でも吐くために食べるなんて、
その行為はさぞかし辛かったろうね。
もっと相談できる環境があれば、本当は早く解決できたのかもしれません。
ここはね、文化の違いでもあるんです。
けっこう欧米は
困ったらカウンセリング、セラピー、経験者でグループつくって座談会…の流れが自然なんです。
もしまた病んでしまっても探せばいいや、って感じでたくさん窓口があるんですね。
困ることが当たり前、っていう前提があるから。
ところが、日本ってまじめな人が多いからかもしれないけど、
メンタル治すなら根治が絶対！とか
カウンセリングを受ける→相当病んでるレッテル貼られる→人として恥ずかしい…とか
うつは気合で治せ！とか
偏った認識があるために
一歩を踏み出すのにためらうのかな。
日本ももっとカジュアルでいいのにな、といつも思います。
メンタルを病むきっかけの多くは突き詰めるとシンプル。
自分のことを表現できないことから始まっているからです。
表現できない→伝わらない→諦める→メンタル落ちる
だからね。
下手でもいいから自分の考えを言ってみることです。
この時気を付けないといけないのは
話を聞いてくれない人をわざわざ選ばないで、
聞いてくれる人に、だよ。
悩みのない人なんていないんだから
怖がらずにね。
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