ヒロポンの過去8 ヒッチハイク編 | 日本の夜明けは近いじゃろ!

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大学1年の夏、なぜかヒッチハイクの旅「広島~北海道」に行きました。
所持金は3千円か5千円くらいだったような。

確か3週間くらいで往復できたのですが、2回ほど死を意識しました。


1回目は青森。
その日はどしゃぶりで、6時間くらい雨に打たれていました。
車をドロドロにしたくないのでしょう、全く乗車OKしてもらえませんOrz

それでやっとOKしてくれたのが、現地の医大生。


雨に体温を奪われすぎて、オレは夏なのに震えていました。
めまいもして、立っているのも辛くなっていました。

「助かった(T_T)」
と思ったのも束の間。

青森から秋田に向かう山中で医大生がこんなことを言い出します。
「ごめん!合コン行くことになったからこの辺で降りてくれる?」


意識朦朧とする中オレが降りた場所は、漆黒の世界でした。
木が生い茂って、立っていたら足元の白線すら全然見えない。

小雨にはなっていたが、濡れた服は容赦なくオレの体力を奪い続けてました。


しばらくただただ立っていたのですが、車は1台の通らず
このままではヤバイと思ったオレはすり足で道を進みだしました。


どれだけ経ったのか・・・5時間くらいか?30分くらいか?
もうどっちが上でどっちが下かもわからなくなってきて、立っていられない。
尋常じゃない睡魔に襲われ、意識が遠のく。


よく映画や漫画の雪山で、「寝たら死ぬぞー!」ってのありますが
その気持ちが初めてわかりました(笑)

今座ったらオレは寝る。
寝たら多分死ぬ。
でも座りたい、横になりたい。


もう無理だ・・・。
そう思いながら気力で頑張っている時、やっと1台の車が通りました。
「道の真ん中でフラフラしやがって!」みたいな内容を怒鳴りながら通過する車。
終わった・・・と思った刹那、その車がバックしてきました!!!

何か話しかけられたのですが答える体力のないオレを、車に押し詰めてくれました。
その後、「助かった」という実感を得る前にオレは眠りについていました。


ここから2回目

オレを助けてくれた救世主、それはヤクザでした(笑)

さすがに事務所に連れて行かれた時には
「オレ売られるのかな?」
「できればバラして臓器とか勘弁してほしいな。」
「労働力として海外に売られるくらいなら、いつか帰ってこれるかな。」
とか考えていましたwww

ヤバイと思ったのはその時だけで、
結果オレはその人に2~3日すごくお世話になりました。


ボロキレのような服の代わりに中古ですが綺麗な服をくれました。
あったかい飲み物も何杯ももらいました。
飯も3食たべさせてくれました。
銭湯にも連れて行ってくれました。(カウンターで暴れるのは勘弁してほしかったけど)
最後には新潟までわざわざ送ってくれました。

オレのヤクザ(暴力団組員)に対する偏見は、この時大きく変わりました。
組織で人を見るのではなく、その人個人を見ていくようになれた良いキッカケです。



またやろうという気にはなれませんが、たった3週間で色々な勉強ができた
非常に有意義な旅でした♪


つづく




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