中２の最後の期末テスト、オレの成績は散々でした。
点数は下の下の下（鬼太郎は関係ありません）。
まぁいつもの事なんですが、この時は周囲からのバカにされ方が半端じゃありませんでした。
あまりの悔しさに涙を堪えていたことを記憶しています。
「見とけよ、お前ら！次はオレがお前らをバカにしてやるヾ(｡｀Д´｡)ﾉ」
という気持ちで、帰ってオカンに塾に行かせてくれと頼みました。
そして春休み、
この時初めて「be動詞」という言葉を知りました。
「因数分解」という計算があるということも知りました。
全教科レベルは小学生程度。
掛け算割り算くらいはできる。
ここから始まりました。
わからないことがあれば、全てわかるまで塾の先生に聞いていました。
そういうことがしやすい雰囲気の塾でした。
そして産まれて初めて自分の意思で勉強して３年生。
３年初のテスト成績は見事にトップクラス♪
カンニング疑惑をかけられるほどでした（笑）
今思えば、この経験でオレの人生が変わったように思います。
「必死にやればできる」
それを身をもって知りました。
それからのオレは、以前からは信じられないことに
「頭のいい人グループ」に数えられるようになります。
初恋を経験したのも中３でした。
何をされても言われても、他人に心を許すことなどなかったのですが
この時は違いました。
暗く、人を拒絶し、会話なんてろくにしようとしないオレに
毎日明るく声をかけてくれる子がクラスメートにいたんです。
初めての経験でした。
コミュニケーションのとり方など全くわからないオレに、その子はいつも笑顔でした。
そしていつしか恋をしてました。
学校に行くのが楽しみになり、土日が憂鬱。
学校に行ったからといって、オレは挨拶の返し方すらよくわからないのに（笑）
そして時は流れ、何事もなく卒業式。
「今日がラストチャンス・・・何か思いを伝えないと・・・」
式の後、クラスでドキドキしているオレに親父が声をかけてきました。
「ヒロポン！帰るぞ！！」
「え？いや・・え？・・・あ、うん」
こうしてオレの初恋は終わりましたとさ♪
チャンチャン♪
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