2021・加・米 ★★☆☆☆(2.4)
監督:リンジー・ゴスリング
出演:ゾーラ・バーチ ピーター・ファシネリ アン・ヘッシュ エイミー・スマート
保守的な田舎町に暮らす住人達の抱える問題が、町へと接近する超大型竜巻を前に
浮き彫りにされていく。
ディザスターアクションより群像劇のほうに重点を置いた作品だが、
「13分」の原題通り、ストーリーの後半ではほぼリアルタイムの13分に及ぶ
大型竜巻の猛威が描写される。
色んな問題を盛り込んだ群像劇なのだが…。ディザスター作品と思いきや…。
Amazonプライム。
<真ん中がキム。2人はスタッフ>
アメリカ、辺境の田舎町ミニンワ。
その町には、小さいながらも確かに人が住み、それぞれが問題をかかえて生活していた。
未だ、その生活は保守的そのものである。
町の付近で竜巻が発生、勢力を拡大していく。
危機管理室で働くキムは対応に追われる事となり、難聴の娘の世話を
シッターのマディに依頼する。
そのマディは、思いがけない妊娠に思い悩んでいた…。
マディに「神様がくれた宝物だから産みなさい」と勧めるのは産科医タミー。
タミーの息子はゲイである事を両親に打ち明けられないルーク。
不法移民であるため最低賃金以下の給料で働かされるアナ。
そんな彼らの悩みをちっぽけなものと嘲笑うかの様に、前代未聞の超大型竜巻が発生し
ミニンワを襲おうとしていた…。
<原題は「13 MINUTES」貴方様は其れを体感する>
この間、竜巻のんで失敗しているのに…。全く懲りないやっちゃ!うむ。拙者も思う。
だが、竜巻作品を見たいと、心が叫んでおる。で、今日はこれをチョイス。
108分の作品だが、何時まで経っても竜巻来んよねぇ~。
もしや、来る来る詐欺か?と思いきや…。
なんでそんな事許されへんねんって事から…。そりゃ~、絶対あかん奴…まで。
人の悩み事は様々だけど。
そう言うのをド~~ンと見せておいて、13分間の竜巻を体感出来る。
モーテルの客室係だが、不当な扱いを受けながらも、それに耐えて幸せを掴もうとしていた。
でも、気付くとモーテルのオーナー達はさっさと車で避難。
残された客達と客室係のアナは最低なオーナーに呆れ、客室を回り一ヶ所に集める。
近所の車修理のジェス達も逃げ込んで来る。
「此処に居て大丈夫?」と考えて、アナはとっさに…。皆を避難させる。
嵐が来る直前に両親にゲイである事を告白したルークは地下壕に逃げ込むが
息子の告白でショックを受けた両親は頑なに拒否。
地下壕でもそのすさまじさは分かったが…。
竜巻が通り過ぎて、豪から出て来たルークの見たモノは…。
其れだけ広い大地が為に、巨大な竜巻が起こりうるのだろうが…。
本当に、その13分間は得も言われぬ、恐怖の塊に押しつぶされそうに…。
(TVの映像とは比べものにはならないだろうが、それにしても長くて恐ろしい)
こんな状況で愛を勝ち取ったルークに幸あれ。
なんて思う作品であった。
キャストは、ドラマ等でお顔を良く見る方々が多くて、つい応援したくなる。
(中には竜巻に巻かれろってな奴もいるが…)
だけど、それにしても竜巻の通った後は、何があったのかも分からない位の
更地と化していて、お口ポッカ~~ン状態でありました。
迫力も感じられます…。如何でしょうか?
但し、その13分を見るまでは…。我慢できるかが問題っすね。
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