2021・邦画 ★★★☆☆(3.7)
監督:石川慶
出演:妻夫木聡 安藤サクラ 窪田正孝 清野菜名 柄本明
平野啓一郎の小説を映画化。
死後に別人と判明した男の身元調査を依頼された弁護士が、他人として
生きた男の真実を追う。
監督は石川慶、脚本は向井康介が担当。
主人公を妻夫木聡、彼に調査を依頼する女性を安藤サクラ、彼女の亡き夫を
窪田正孝が演じる他、眞島秀和、仲野太賀、真木よう子、柄本明らが共演する。
(シネマトゥデイより抜粋)
映画に持って来いの原作。気になっていたが、見放題まで待つと思ってたら
案外早くNetflixで配信してくれた。ありがたや。原作はモチのロン未読。
弁護士の城戸は、嘗て離婚調停を請け負った女性・里枝から、奇妙な話を聞かされる。
再度、里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調査をして欲しいというのだが。
実は、里枝は離婚を経験後に子供を連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚、
新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で
帰らぬ人となった。
ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと言う。
愛した筈の夫が、全くの別人だった事が判明。
城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていくのだったが。
<そら、驚きモモノキでしょうな>
でも、どんなに好きでも、結婚するとなると何も知らずに結婚する勇気ある?
と、私は思うが…。(そんなの関係ない!って感じなのかな?)
離婚して、実家に戻って来た里枝。自営の文房具屋に顔を見せる様になり
親しくなった大祐と結婚する。
植林伐採の仕事をする大祐との間に娘も出来て、幸せの絶頂であった一家に
信じられない事が次々と訪れる事になるとは、この時はまだ知らない。
大祐の実の息子ではないけれど、本当の父親の様に慕う息子。
が、不慮の事故で呆気なく大祐は亡くなってしまう。
一周忌の法要に思い切って、疎遠になってるとは言え、相談もある為に
大祐の兄に連絡し、法要に参加して貰ったが、遺影を見て「大祐ではない」と言われる。
では、4年近くも一緒に暮らした、この男の人は一体誰なのか?
で、離婚の際に世話になった弁護士の城戸のに相談する事に…。
<これを思い出したが、何と記事にもしていない>こっちはファンタジーチック過ぎたなぁ~。
でも、↑よりかは本作の方が断然現実味があるとは思うが…。
<柄本氏の怪演がベタ褒めなんですが…。微妙なイントネーションが私は鼻に付いた>
何かもっと小ズルイ、ねずみ男の様な人が良かったなぁ~。
(火野様なんぞ、どうかね?あっ、小泣き爺になっちまうか。メンゴ)
何故、城戸に相談したか?と言うのは…。
法的に色々引っかかって来る事がある為。(例えば、大祐の名前で保険を掛けているが?とか)
なので弁護士なのに、探偵まがいの仕事もする事に…。
(じゃぁ~、本物の大祐は何処に?とか。Xは誰かと言う事や…)
そういう、調べ物をしていくうちに段々と分って来ると言うので良いじゃないか?と
浅い読みしかしない私は、そう思ったのですが。
城戸が、在日三世で今は帰化してるとか、居るのか?
勿論、Xの正体を知った人達の反応の為に居るとは分かるのだが…。
其れにしては、何だか中途半端な感じもするし…。
詳細はネタバレになる為に書けないが↑このシーンが良かったな。
息子には全てを話し、それを受け入れる息子。
でも彼の実の娘に当たる花には、どうしようかと里枝が悩んでいると(まだ幼いし)
「僕が花ちゃんにちゃんと言うから…」と…。(頼りになるな~。これからも頼むで!)
誰しも、其処に産まれて来たくて、産まれたのではない。
後は、個人個人の判断なんだろうなぁ~。
と思うのだが、映画の中ではなくリアルだと実際悩むよなぁ~。
立っている立場で違ってもくるし…。
でも、本作では泣けなかったのをご報告をば。誰に?知らんけど。
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