2023・韓国 ★★☆☆☆(2.9)
監督:ヨン・サンホ
出演:カン・スヨン キム・ヒョンジュ リュ・ギョンス
ヨン・サンホが監督などを手掛けたSFアクション。
荒廃した近未来の地球を舞台に、人工知能研究所の研究員が、優れた傭兵だった
自分の母親の脳データを複製する。
カン・スヨンのほか、キム・ヒョンジュ、リュ・ギョンスらがキャストに名を連ねる。
(シネマトゥデイより抜粋)
今日も「え?こんなん見たん?」にしようと思ったが、ニュースにもなっていたし
気にもなっていたので、こっちを先に見る事に。Netflix。
気候変動により陸地の大部分が水没した地球。
人類は地球と月の間に宇宙シェルターを作り、シェルターに移り住んでいた。
しかし、その中の3つのシェルターが独立して、アドリアン自治国を名乗り、
地球の連合軍と戦争となる。
戦争は40年も続いてしまう…。
数十年続いている内戦でユン・ジョンイは、多くの作戦の勝利を導き、
伝説の傭兵として生まれ変わる。
しかし、たった1度の作戦失敗で植物人間となり、軍隊A.I.開発会社クロノイドは
彼女の脳を複製し、最高のA.I.戦闘傭兵造りを始める。
35年後、ジョンイの娘ユン・ソヒョンは「ジョンイプロジェクト」の研究チーム長となり、
戦闘A.I.の開発に奮闘する。
が、それは戦闘シミュレーションで、母(実際は脳データを移植したサイボーグ)が
毎回傷つくのを見ながらデータを収集し続けていたのだった。
終わりのない複製とシミュレーション。
これと言った進展がなく、クロノイドは別のプロジェクトを準備する事に。
その事を知ったソヒョンは、ジョンイを助ける為の計画を立てるのだったが…。
<こういう感じっすわ>
<ジョンイの娘・ソヒョン役の「カン・スヨン」氏>本作が、遺作となってしまった。
2022年5月7日に「脳出血」の為に帰らぬ人となってしまった。
本作には、10年ぶりの商業映画に復帰する事も話題になっていたのだが…。
先ずは、これも相まって、ニュースになっていたのだが…、物凄いヒット作となった模様。
前半までは良く有りがちな、特別目を見張る様なストーリーでも、展開でもない。
「う~~ん」と思いながら見ていたが…。
後半「何で?」と感じるデータ収集の為のシュミレーションを繰り返し続ける。
幾ら、伝説の傭兵であろうと「女性兵士」の複製を造り続けるのか?と…。
それはA.Iロボットであろうが母の闘いを毎回見ながらデータを取る娘の図に
涙無くしては見れないじゃないっすか!ちゅ~部分かい?とか思いながら見たが
(実際には、嫌な気持ちではあるけれど、お涙頂戴部分ではない)
どうやら、此処に韓国で起こっている「#MeToo運動」がアジアで最初に
成功した国と言う評価を覆す波が起こっているらしい…。
しかも、女性差別撤廃の為に声を上げる女性達に対して、特に10代後半~20代の
若い男性が反発し、これは男性差別であるという不満が蓄積しているとも…。
其処には男子だけに課せられる「兵役義務」が、後に就職にも響く等の
韓国特有の事情があると言う事ですが…。
折角成功した「#MeToo運動」なのに…と言う部分を汲んで、監督は「裏テーマ」的に
この辺の事も作品内に描き出そうとしているのでは?と言う「深読み」な意見を読んで
「なるほどねぇ~」と頷いた訳ですわ。
(でもあくまでも、言われなければ、知らなければ気が付かない私も含めなんですが)
<アクションも出来る女優さん「キム・ヒョンジュ」氏>
何故か、長らく行う脱出シュミレーションが同じ場面でやられてしまう…。
(その何故を知ったら…)←何故は見ない事には分からない。
まぁ、怒涛のアクションシーンにドギマギさせられて、ラストシーンに「キュン」と
イマイチ私はなれなかったのが、残念だったかな。
でも、こういう作品も金持ち中国に引けを取らない、何なら内容的には断然韓国の方が
上だと思える事について「日本も…」なんて全く思わなくなっている自分に愕然とする。
そんな事を思った今日この頃…。
明日はメッサ寒くなるようです。どうぞ何時もよりもお気をつけて…。で、終わっておこう。
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