2021・米 ★★★★☆(4.1)
監督:リン=マヌエル・ミランダ
出演:アンドリュー・ガーフィールド アレクサンドラ・シップ ヴァネッサ・ハジェンズ
ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」などに携わってきた
リン=マヌエル・ミランダが監督を務めるミュージカル。
ミュージカル「RENT/レント」の作詞・作曲・脚本などで知られる
ジョナサン・ラーソンの実話を基に、最高のロックミュージカルを作ることを夢見る
青年の奮闘を描き出す。
アンドリュー・ガーフィールドが主人公に扮し、アレクサンドラ・シップ、
ロビン・デ・ヘスス、ヴァネッサ・ハジェンズ、ジョシュア・ヘンリーなどが脇を固める。
(シネマトゥデイより抜粋)
気にはなっておったが、顔面が苦手なお方が主役なので二の足を踏んでいた。
まぁ、どうであれ、銭は掛からないので見るとしよう。 Netflix。
1990年のニューヨーク。
ダイナーのウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家としての成功を夢見る
ジョナサンは、もうすぐ30歳。
オリジナルのロックミュージカルの楽曲を書いては直しを繰り返しを何年も繰り返す。
これまで共に夢を見て来た仲間達も現実に目を向け始め、焦りを覚え始める。
恋人のスーザンは、新たな夢の為にニューヨークを離れる事を決めかねている。
自分の夢に価値はあるのか、時間を無駄にしているだけではないかと自らに
問いかけながらも、時だけが過ぎていくのだったが…。
<予告編も良いんだよね>
「RENT レント」で知られる作曲家「ジョナサン・ラーソン」氏の自伝的ミュージカルで
「イン・ザ・ハイツ」の「リン=マヌエル・ミランダ」氏が初監督に挑戦して、
ミュージカル映画化したNetflix作品。(配信に先立ち、一部劇場でも上映有り。)
先ずは、敬遠していた「アンドリュー・ガーフィールド」氏の歌の上手さに驚いた。
<ジョナサン・ラーソン氏↑>
そしてエンドロールが始まると御本人の映像も見る事が出来るけれど、髪型等は勿論
かなり御本人に似せてきている事も分る。
夢を掴んで成功する人は、どれだけいるのだろうか?
特に「アーティスト系」の学校の卒業生を見れば、一目瞭然だろう。
ジョナサンもそんな人々の中の1人。
気が付けば「30歳」が目前に迫っている。年下で成功している人を見て焦る。
同じく夢に向かって頑張って来た仲間や同居人達は、次々と夢ではなかった
仕事をし始め堅実な生活を手に入れている。又は、病気で倒れる人達も…。
そんな中、ジョナサンは8年も同じ楽曲を書いてはやり直しの繰り返しを。
ふと立ち止まり、周りを見て「これで良いのか?」「自分も…」と焦り、悩み、
特に「時間を無駄」にしているのでは?と言う不安が脳裏にこびりついて離れない…。
ジョナサンだけが特別ではない。皆同じ、だから皆が共感する本作。
明日に迫った試聴会なのに「曲」が出来ていない…。
気持ちを新たに部屋を掃除し、気合を入れ直してPCに向かうと…。
支払いを怠った為に電気がストップされ、PCが使えない。
(サスペンスだったな。かなりドキドキした)
さて彼は…。試聴会で新曲を発表できるのか?
幼馴染とのそれまでや、恋人との関係や。彼の全てが本作で描かれる…。
群舞好きとしては、そう言う部分が無かったのがちょっと残念ではあったけれど
無くても最後まで、じっくりと見て、聞いた。
(本作も音響の良い劇場で見たらどうだったろうか?)
其処まで、ミュージカルミュージカルしていないので、苦手な貴方様も大丈夫じゃないかな?
時間も2時間程だが、長いとは思わなかったな。
「RENT」の記事を書いた時にも思ったんだけれど、プレヴュー公演前日に、
35歳の若さで亡くなった「ジョナサン・ラーソン」氏。
何故だか、必ず「金子正次」氏の事が脳裏にチラチラするのは私だけなんだろうか?
(だろうな…汗 彼の死の逸話を聞いて、当時物凄くショックを受けた為)
もしご覧になるのなら「RENT」も合わせて見る方が良いと思われますが…。
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