2020・ギリシャ・独・ベルギー ★★★☆☆(3.9)
監督:ソニア・リザ・ケンターマン
出演:ディミトリス・イメロス タミラ・クリエヴァ タナシス・パパヨルギウ
ギリシャのアテネを舞台に、人生崖っぷちの男性が、一発逆転を狙うヒューマンドラマ。
長年紳士服を仕立ててきたものの、廃業の危機に直面した主人公が、
生まれて初めてオーダーメイドのウエディングドレスに挑戦する。
ソニア・リザ・ケンターマンが監督と脚本を担当し、ディミトリス・イメロスや
タミラ・クリエヴァらが出演。
第61回テッサロニキ国際映画祭で、ギリシャ国営放送賞や青少年特別審査員賞などを受賞した。
(シネマトゥデイより抜粋)
い・いや「ハロウィン」を見ようと思ったら、何故か反応しなくて、仕方がないので本作に。
Amazonプライム。 400円。 (本作も見たかったのだがね)
アテネに暮らす無口な50歳のニコス。
36年間、父と共に高級スーツの仕立て屋を営んできた。
しかし不況のあおりで経営不振が続き、ついに銀行から店の差し押さえを通知されてしまう。
ショックで父親は倒れてしまう…。
そんな父の為にも、なんとか店を立て直したいニコス。
ひょんな事から屋台による移動式の仕立て屋を始める事に…。
しかし、屋台で高級スーツを求める人などいる訳もなく、すっかり途方に暮れてしまう。
そんな時、突然ウェディングドレスの注文が舞い込む。
紳士服一筋だったニコスは、隣人の母子に手伝って貰い、女性服の仕立てを学びながら
戸惑いつつも、人生初めてのウェディングドレス作りに挑戦するニコスだったが…。
<予告編で雰囲気は分かると思う。>
差し押さえ寸前のテーラーに、今は1人住まいのニコス。
なので、殆ど台詞が無い。 とは言え、音楽もガンガンって事もなく、何処となくトーキー映画の様。
見て分かる通り、客が来ようが来る事が無かろうが、身なりはキチンと整えて。
しかも、厳しく育った様で、見事な紳士のニコスで御座います。
隣の家の娘のヴィクトリアにも、子供扱い等せずに…。
(彼女から糸電話ならぬ、船の形に折ったお手紙が届くけれど、それを捨てずに残してある)
心優しい、ヴィクトリアの母親オルガも、ウェディングドレス作りに夢中になって行く。
ニコスのウェディングドレスは世界で1つで、値段も値切ればそれなりに何とかしてくれる。
だけれど、口コミで人気を博し、青空の下で店を開くと行列が出来る程に…。
<右がニコスの父親。 頑固ジイサンズ> この3人も何時もシャレオツなんすよね。
そして、ニコスの父親が着ているスーツとネクタイが又良いねん。↑このスーツの時のネクタイ
一時止めてマジマジと見てしまった。 (真ん中の爺さんの組み合わせも憎いね)
初めは「お前はテーラーだ」と怒っていた父親も…。
ウェディングドレスではないけれど↑ドレスと言えば、これが脳裏に浮かぶ。(ホンマに印象深い)
自分が着たいとかではなく、その作りに惚れている。(「メットガラ」の画像)
こういう、目を見張る様なモダンなドレスは出て来ないけれど。
↓このピンクのドレスは、かなり素敵だったよね。 (急ぎの仕事が殆どだしね)
オルガと一緒に作りながら、2人距離も縮まって行く…。(い・いけませんわ、人妻なのに…)
紳士なんだけれど、ぶふふふな野郎だな、ニコス。
ラストが又良いですやん。
初めは、「Mr.ビーン」に見えていたニコスも、ラストには…。 (そんな風に見てスマヌ)
海外だったら、オーダーメイドのウェディングドレスなんかな?
一生に一度だから…。 仰せの通り、お創り致します。 貴方様だけのドレス、如何でしょ?
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