2021.・米・メキシコ・加 ★★☆☆☆(2.6)
監督:スコット・クーパー
出演:ケリー・ラッセル ジェシー・プレモンス ジェレミー・T・トーマス グレアム・グリーン
2021年に公開されたアメリカ合衆国・カナダ・メキシコ合作のホラー映画。
監督はスコット・クーパー、主演はケリー・ラッセルが務めた。
本作はニック・アントスカが2019年に発表した短編小説「The Quiet Boy」が原作。
本作はレンタルDVDにはなっていないのかな? どうやらDisney+で配信されてたみたいだが
私は、U-NEXTで見つけて、ポイントを使いたくなくてAmazonプライムで。 400円。
オレゴン州の小さな田舎町。
教師のジュリアは、内向的な生徒ルーカスの異変に気付く…。
自分の過去を重ね、家庭での虐待を心配したジュリアは、ルーカスの家を訪ねるも門前払いに。
一方ジュリアの弟で、保安官のポールは、惨殺された遺体や行方不明者の報告を受ける。
野生動物の襲撃と思われた事件だったが、事もあろうか「人間の歯型が…」。
検視官も首をひねるばかりであるのだが…。
ルーカスの事を相談した校長も帰宅しないと、捜索願が…。
ジュリアは再びルーカスの自宅を訪ねてみると…。
其処でジュリアは、驚愕のルーカスが抱える秘密を知るのだったが…。
<↑この予告編がメッサ良く出来ていて、これを見たら絶対に観たくなるよね>
あんまり詳しい事は分からないのだが…。(400円も出しとるのに?)
原作が短編小説だけにね。
一時的に閉鎖された炭鉱の整理をしていたルーカスの父親とその同僚。
が、何者かに襲われ何とか帰宅するも、父親は「自分は病気だから」と部屋から出なくなった。
心配したルーカスと弟は、何度もドアを叩くと遂には自分を部屋に閉じ込めるように
ドアの外に鍵を付け、「絶対に開けてはダメだ」と言うのだったが…。
アントラーズは「鹿の枝角」という意味ですが、鹿の怪物が襲ってくる訳ではなく、本作では
ジュリアが熱心に授業で教える、寓話とかおとぎ話に出て来る「ウェンディゴ」らしいっす。
「ウェンディゴ」は、ネイティブアメリカンの間で昔から語り継がれる、欲深い精霊や魔物の事。
良くあるお話では、貪欲に憑りつかれた人間がウェンディゴに変わり果て、やがて人肉を
求める様に…。 (スパナチュでも、早々に出て来てましたな)
ルーカスの父親は、強欲に取りつかれた訳ではなく、炭鉱の闇に住むウェンディゴに
やられたっぽいです。 (まぁ、その辺は想像するしかない。 もしかしたら伝染するのかも。)
ある日、ルーカスが帰って来ると弟が父親と一緒に居た。(彼はまだ変身していない)
なので「お腹が空いた」を繰り返す。 弟の為に小動物を生け捕りしたリ、死骸を漁ったりして
弟の腹を満たしていたルーカス。
ジュリアは、てっきり虐待されているばっかり思い、何とか助けようとするけれども。
(ジュリアも嘗て父親から性的虐待を受けていた…)←こういうシーンも出て来るのでR指定だろうね。
何かと虐められているルーカスだが…。 まさかの「新しい父さん」に助けられる。
「新しい父さん」とは…。 あぁ~、細かく説明し過ぎだな。 気になる貴方様はどうぞ~。
ジュリア役は「ウェイトレス」の主役だった「ケリー・ラッセル」氏。
弟・ポール役は、この所めっさ見る様になった「ジェシー・プレモンス」氏。(売れっ子でんがな)
そして、本作の売りは「ギレルモ・デル・トロ」監督が製作に名を連ねてらっしゃいます。
そのせいでしょうか? 出て来るクリチャーの造形は実に素晴らしいものであり、鑑賞を
勧めるに足る鋭さのある作品には仕上がっているとの評価だそう。
(とは言え、そんなにハッキリくっきり見えないんだけんども…。 汗)
怖さは、恐怖に震えるとかはないけれど、動物の内臓とかをルーカスが細かく切ったりとか
わりとグロかったりするし、やっぱ虐待シーンも一寸だけれど出て来るのでね、
苦手な貴方様は、避けた方が無難やも。
ラストもね、ちょっと分り難いんだけれどね。 でも、思わず万歳なラストではおまへんので。
此処でね、素朴な疑問。
父親は働かず、弟には食べ物を与えていたけどルーカスは一体何を食ってたんだ?
教えて教えて?
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