2019・米 ★★★☆☆(3.9)
監督:ロバート・エガース
出演:ウィレム・デフォー ロバート・パティンソン
スタジオ・A24と、ロバート・エガース監督が組んだダークスリラー。
19世紀のアメリカ・ニューイングランドの孤島を舞台に、嵐の影響で島に取り残された
2人の灯台守の運命をモノクロ映像で描く。
絶海の孤島で狂気に陥る男たちをウィレム・デフォーとロバート・パティンソンが演じる。
第92回アカデミー賞で撮影賞にノミネートされたほか、数多くの映画祭で高い評価を得た。
(シネマトゥデイより抜粋)
マタマタ、やってもた。 もうホンマに絶不調な上に、今日は鼻の調子が悪すぎて、
咳の様なくしゃみをし捲っている。 くしゃみで体力を使い益々疲れる…。 どうしたもんか…。
とか思っているのに、本作をチョイス。 あぁ~、想像してたんと違い過ぎて。
U-NEXT。 399円。(ポイントっす)
1890年代、ニューイングランドの孤島。
4週間にわたり灯台と島の管理を行う為、2人の灯台守が島にやって来た。
しかし、ベテランのトーマス・ウェイクと未経験の若者イーフレイム・ウィンズローは、初日から
そりが合わずに衝突を繰り返す。
険悪な雰囲気の中、島を襲った嵐により、2人は島に閉じ込められてしまうのだったが…。
<モノクロ作品の美しさを見せつける>
体調が悪いと言っても、安心してください「病気」ではないのですよ。
物凄く眠いのに、寝ると2~3時間で目覚めて、其の後眠れない。 で、しょうがなしに起きる。
するとメサメサ眠くて、ぼんやりしてる。 思い切って、もう1度寝ようか?とか思うけれど
「いや、本作をまず見てからにしよう…」と。 ←長い言い訳。
何故にこんな言い訳を此処に書くかと言うと、本作は「私的」には、メッサ大好物な作品なんすよ。
でもね、こんな絶不調な時には見てはいけない作品っす。 見て疲れた疲れた。
しかも、ちょっと寝てしまったのに、其れからも延々続くかのように思えた。
体調が良い時に観たらば、きっと得点ももっと良い筈だと思うと、残念だ。
登場人物は2人だけ。 金儲けをして、人生を立て直そうとする未経験のウィンズロー。
若者が、未経験なのを良い事にこき使う、ベテランのウェイク。
当然、ウェイク役のデフォー氏が、抜群な演技力を見せるのは分かっていたけれど。
↑デフォー氏の演技に負けてないパティンソン氏に魅せられた。 いやぁ~、凄い役者になったなぁ。
たった2人の作品なのに、もうホンマにうるさい位の激しさ。 歌い、踊り、酒をカッ喰らう。
嵐の為に、島に閉じ込められて、もう酒も残っていないとなると…。 オイルを飲み始める。
実際には、島に嵐が襲ってきただけなのに。 まるで怪獣が襲って来た様な有様。
まるで、明日が来ないかの様な2人のどんちゃん騒ぎ。
ドアの前に1羽のカモメが動かないだけで、何気に気味悪い。
そう、何度も言うが、怪物が出る訳でも、どちらかが殺人鬼だという訳でもないが、
何処か気味悪い。 ホラーではなくて、心理的に波打つ様な恐怖がヒタヒタト迫って来る。
何処となく、薄暗い2人の世界。 それはもう、この世に陽が登らないかの如く…。 絶望的。
けれどもウェイクが絶対にウィンズローに見せようとしなかった灯台のハリハンが、
この世のモノとは思えない程、美しく輝く。 偽太陽。
(独り占めしたくなるのは、分かるわぁ~)
嘘なのか、誠なのか、夢なのか? 妄想なのか? 此処に2人は存在するのか?
かなりエログロな映像多しなのに、其れが堪らなく美しく感じるのは、モノクロの世界だからか?
あぁ~、体調さえよければなぁ~とは思うのだけれど、「体調の良い時に再挑戦したい」とは
思わない…。 (此処が、4を超えない分部かな)
作品の完成度や映像美等でも、本作の方が断然上なんだけれど、同じ灯台守のストーリーで
何処となく胡散臭い「コールド・スキン」は何度も見たいと思ってしまうのは、やっぱB級作品が
好きだからかなぁ~。
まぁ、スゲエモノを見たという事をお知らせしておこう。
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