2021・米 ★★★★☆(4.3)
監督:ノラ・フィングシャイト
出演:サンドラ・ブロック ジョン・バーンサル ヴィンセント・ドノフリオ ヴィオラ・デイヴィス
サンドラ・ブロックが主演を務めるドラマ。
刑務所から出所した女性が、元犯罪者へ向けられる人々の冷たい視線に耐えながら
離れ離れになった妹を捜す。
ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィオラ・デイヴィスほか、ジョン・バーンサル、リチャード・トーマス、
リンダ・エモンドらが出演する。 (シネマトゥデイより抜粋)
自分でも当分邦画が続くと思っていたが、この所「Netflix×サンドラ様」が何気に良いので
お知らせが来て、スグに見る事に。 この作品も…。 Netflixっす。
過去に犯してしまった殺人の罪で服役し、20年の刑期を終えて刑務所から出所したルース。
罪を償って社会に出た筈の彼女を待ち受けていたのは、過去の罪が許されない世界だった。
社会に溶け込む事が出来ずに孤立し、安息を求めて訪れた故郷の地でも
厳しい批判にさらされ、行き場をなくしていくルース。
そんな彼女が罪を償う事が出来る唯一の手段は、昔、とある理由で置き去りにしてしまい、
離れ離れになってしまった妹を捜すことだった…。
果たしてルースは、過去の罪、そしてこれからの自分にどの様に向き合っていくのだろうか?
<予告で雰囲気は分かると思う>
英国のTVドラマ「アンフォーギヴン 記憶の扉」をサンドラ・ブロック氏の主演で映画化した本作。
(英産ドラマも大好きながら、↑このドラマは見ていない)
始めは気の弱そうな女性なのか?と思われたルースだけれど、20年の刑期を終えたにも
拘わらず、「警官殺し」の汚名は消えず、今尚言われ続ける。
けれども、そんな事は百も承知。 大工の仕事なら、自信があったが結局は保護観察官に
紹介された魚工場に…。
偶然見つけた、ホームレスの為の宿泊施設をリフォームしているのを見つけて、ダブルシフトを
して日々を暮らすルース。
PCで妹の名前を調べるも行方も何もかも分からず仕舞い。 当時5歳だった妹…。
両親の残した家に妹と住んだ自宅に行ってみると、すっかり綺麗にリフォームされていた。
今度の主は、弁護士をしている…。 嘘を付いて、家の中を見せて貰った。
訳有りなのは見て分かった為に、問題があるなら…と弁護士から名刺を貰った。
魚工場で、ルースに言い寄って来た男性。 ルースの事を気遣い優しくしてくれる。
始めは、警戒していたルースだが、遂言ってしまった…。 「20年も刑務所に居た」と…。
その言葉にフリーズしてしまう男性。 噂は、あっという間に広まり、つまはじき状態だが
負けずに働くルース。 「20年もの間、刑務所で償ってきたのに…」段々と怒りが湧いて来る。
が、偶然にも妹と会えるチャンスが巡って来たルースだったのだが…。
↑弁護士の奥さん。 ルースの事を最初っから危険人物として見ていたのだが…。
「女の勘」ってやっぱ凄いよねって、感じたな。
「警官殺し」の現場の状況はルースの「悪夢」や大人になった妹の「フラッシュバック」の様なモノで
何度となく見せられるのだが…。
でも、真実は?って言われたら、どうなのかがまるで分らない。
それにもまして、殺された警官の息子達がルースの一挙手一投足をずっと見張っている。
そして、「復讐の時」を狙っている。
「悪との距離」の時にも感じた、ざわつく感覚が最後まで本作をちゃんと見なさいと言い続ける。
最後の最後で「真実が分かった時」、誰しもが絶句するのであろう…。
サンドラ様、「お見事」な作品で御座いました。(一寸、年の離れた妹過ぎる気もするが…)
「バード・ボックス」も結構緊張感のある作品でした。(私の得点はちと低いが悪くない内容)
何気に気になるお方な「サンドラ様」で御座います。 貴方様も、如何でしょ。
(劇場でも上映中らしい)
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