2021・仏 ★☆☆☆☆(1.7)
監督:ジュリアン・ルクレルク
出演:オルガ・キュリレンコ マリリン・リマ ミシェル・ナボコフ マーティン・スワビー
ジュリアン・ルクレルク監督、ジュリアン・ルクレルクとマシュー・セルボー脚本による
2021年のフランスのアクションスリラー映画。
どの配信もマイリストにびっしりと見たいモノが放り込まれている。 本作も見る度に早く見ねばと
思っていた。 でないと、その時は「観たい」と思っていても気持ち的に合わないと、なかなか
チョイスするのが難しくなる。(つい後でも良いやになってしまう) Netflixで見ましたよん。
士官学校を首席で卒業し、5カ国語を話せるフランス陸軍曹長のクララ。
通訳としてシリアに従軍するも、実際の戦場で、真の戦争が生み出す狂気を目の当たりにし
PTSDとなってしまう…。
その後、サンティネル作戦の一環として、自分の故郷、ニースへと帰還する事に。
自宅に戻ったクララは、母親と妹のタニアと一緒に、自分自身を再建しようとする。
が、ある晩、久々にお洒落をして出かけたクラブで、出会った人と夜を過ごした後、連絡が入る。
タニアがビーチで半死状態で発見されたと…。
彼女はレイプされ殴打されていたとも。
サンティネル作戦を遂行する為、歩哨隊に配属されたクララは要警戒地域を巡回しつつ
妹の復讐を果たす為にクラブを訪れ、犯人を見つけ出す…。
が、その犯人とは、警察も手が出せないという大物で…。
そんな手を拱いている警察には任せておけず、自ら妹の復讐しようとするクララだったが…。
本作は「TVM」(TV映画)作品だったのですね。 まぁ、サクッと見れるのは有難いですが。
タイトルにもなっている「サンティネル」と言うのは作戦名で。
2015年に国防大臣が「フランスは戦争状態にあり、その為一部の式典やフェステイバルが
中止される」と発言。
テロリストの攻撃が繰り返される可能性に触れ、サンティネル作戦の中で、治安部隊数を増加。
「サンティネル作戦」は、フランスの国境地帯や空港、鉄道駅など重要な地域の治安と
保護を目的として計画。 (フランスに対するテロ攻撃で230名が犠牲になっている)
要は、フランス軍による歩哨(見張り役兵士のこと)作戦の事で、歩哨隊はテロの脅威に
抵抗すべく、危険を察知し先を見越して行動に出る部隊であり、国民と領土を守る為に
要警戒地域を巡回する任務。
生きるか死ぬかの戦場から、ごく普通の生活を送る市民の巡回見守り役に移動になったクララ。
テロから市民を守ると言うのは大事な仕事だけれど、5カ国語も話せ、頑張って首席で
卒業したのに…と、意欲を無くすも、「また家族と暮らせる」と言われて、納得するが
どんな些細な事も、放って置けない状態に追い詰められている自分に愕然とする。
例えば、ベンチに置きっぱなしになっているリュック。←爆弾が仕掛けれているのでは…と。
完全なPTSDの症状が出ているが、スグには薬を出して貰う事が出来ない。
益々、不安や疑心暗鬼に苛まれてしまう…。
そんな状態の中、妹がレイプされ意識不明の状態…。
始めは、警察に任せていたクララだったが…。
遂には、美しき復讐の鬼と化してしまいます~~。
ストーリーは、ペラペラですが、オルガ嬢のアクションは、結構良い線行っていると思います。
用心棒めいたオッサン数人相手に1人戦ったりね。
しかも、オルガ嬢メッサ細いんですけど、か弱そうには見えませんでした。
いとも簡単に、武器を盗んだり、敵宅に忍び込んだり…。
まぁ、その辺は「目」を瞑らないとね。
Netflixに加入していれば、タダで見れるので、お時間があれば如何どす?
値上げもするらしいので、ドンドン見て、モトを取らねばでしょうかね。 (どれだけ見たら良いのかな)
多分私は、十二分に取っているとは思われますが…。 エへへ。
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