2019・仏・ノルウェー ★★★★☆(4.4)
監督:ニコラ・ヴァニエ
出演:ジャン=ポール・ルーヴ メラニー・ドゥーテ ルイ・バスケス フレデリック・ソレル
「バードマン」の異名を持つ気象学者で、「WATARIDORI」の制作にも携ったクリスチャン・ムレク氏の
実話を基に描くドラマ。
絶滅危惧種の渡り鳥たちと一緒に、飛行機でノルウェーからフランスへ向かう父子を映し出す。
ニコラ・ヴァニエが監督を務め、ムレク氏は脚本、飛行、雁担当として本作に参加した。
(シネマトゥデイより抜粋)
一寸今日は、ハートフルな奴を一発。 で、多分明日からは「グログロ」とかになるやも。 え、ダメ?
こうやってバランスを取る…。 そして又ホラーの世界を飛ぶんだぞぅ~。 レンタルで見ました。
南仏の田舎町で雁の研究をしている一風変わった気象学者のクリスチャン。
彼は超軽量飛行機(ULM)を使い、絶滅が危惧される渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという
無謀なプロジェクトに心血を注いでいた。
ある日、別れた妻と暮らしている14歳の息子トマが、仕事で忙しい母に代わり父と
夏休みの5週間を過ごすためにやって来る。
引きこもりがちでゲーム漬けだったトマは、ネットもつながらない田舎での退屈な生活に
不満を募らせる…。
そんな時、偶然ヒナ達の孵化を目の当たりにしたトマ。
生まれて初めて見たものを親だと思う鳥の習性によって、思いがけずヒナたちの親となってしまう。
これをきっかけにヒナ達の世話をするとともに、クリスチャンの無謀なプロジェクトに
深く関わっていくトマだったのだが…。
さっき見終わった時は、「おぉ~、久々スゲェ~良かったな」って思ったのだけれど。
おフランスとカナダの舞台は違えど、何気に似ておる「グース」の予告を見直して、
「いや、こっちかも」と思ってしまった…。 (グースは父ちゃんもカッチョヨス)
本作の方が、設定等も緻密で本格的な感じはするけれども、「グース」の方が心温まる気もする。
まぁ、言ってしまえば、どちらの作品も生まれたての雛鳥は初めて見たものを親と思う習性で
孵化させた、子供が親鳥だと思って大きくなる。 そしてグライダーで「渡り鳥」の習性や
飛び方を教えると言うストーリー。
本作の方は、父親が偽造した承認書類がバレて、この計画がおじゃんになりそうになった時に
息子のトマの勝手な判断でグライダーのエンジンをかけて飛び立ち、20話の鳥達と冒険を
するという内容。
「グース」も見たんだけれどね。 ←こちらはカナダの彫刻家が原作者。
↑こういうシーンは、堪らんよね。
トマも生意気盛りの14歳で、日がな1日ゲーム三昧。 離婚したパパの方に行きなさいと…。
最初は「蚊」もいるし、電話も繋がりにくいし文句をたれているけれど。
孵化させている卵にヘッドフォンを当てて、ロックを聞かせるとか「イマドキ」な事をすると
殻を破って出てきちゃう。 余りに驚いたトマ、と同時に「守ってあげたい」的な親心も芽生える。
そうなると、ヒナ達に夢中になり、↑こういう状態。
一緒に居た父親にくっ付いて行くのではなく、どのヒナもトマを親だと思っている。
本作のテーマとして「絶滅危惧種」の渡り鳥に「渡り」を教えるという事。自然環境保護も謳っている。
環境汚染だとか、アスファルトの地面の増加で、鳥の数も恐ろしく減っているそう。
<バードマンの異名を持つ、気象学者クリスチャン・ムレク氏> 彼の経験を基に本作は製作。
<ドキュメンタリー作品 WATARIDORI> 製作にもムレク氏が関わった。
トマが14歳で、其れなりに判断できる年頃であるという事と世界中が繋がる「SNS」の存在も
上手く使っているので、一寸コメディっぽくなってはいるけれど、本作の方がリアルっぽいかな。
でも、記事を書いているうちに益々「グース」を見直したくなってきた。
見た暁には、必ずや記事にして、比べて見ましょうぞ。 その時に又、仕切り直してと言う事で。
今日の気分は、この得点なのでそのままにしておきますが。 どうなりますやら。 配信あるかな?
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