2011・英 ★★★☆☆(3.1)
監督:マシュー・パークヒル
出演:ラシェル・ルフェーブル スティーヴン・モイヤー ローナ・レイヴァ―
世界3大ファンタスティック映画祭の中で、最も長い歴史を誇るスペイン・カタルーニャの
シッチェス映画祭で注目されたタイムパラドックス・サイコホラー。
過去から電話をかけてくる謎の女が、歴史を書き換えて現在に生きるヒロインの協力者を
存在ごと消していくという恐怖のアイデアが秀逸。
R・ルフェーブルが、追い詰められていくヒロインを熱演。
「ザ・コール」のオリジナル作品。やっぱ、オリジナルを見てから
リメイク版を見るべきだったな。今日はレンタルで見ましたのん。
離婚を機にとある年季の入ったアパートへ引っ越したメアリー。
執拗に付き纏い、暴力をふるう夫からようやく離れられたと思ったが…。
元夫は、接見禁止令も出ているにも拘らず、行き成り訪ねて来たり、
ストーカー行為を止めない。
ある時、部屋に元からあった古い黒電話に見知らぬ女性からの着信が入る。
単なる間違いと気にもとめなかったメアリーだが、同じ女性からの着信が度重なる。
やがて相手が数十年前に同じ部屋に住んでいた人物らしいと分かり、
管理人を問い詰めると、その女性は、遥か以前に自殺したという…。
だが、過去と現在が繋がった事で、歴史の流れには微妙な変化が生じる様になっていく…。
リメイク版と比べる前に、本作のメアリー役は大好きな「トワイライト」
1と2でヴィクトリアだった「ラシェル・ルフェーブル」氏。
トワイライトでは悪役だったので、気付かなかったけど、メサメサキュートで、
パツ金のウェービィヘアーが、また魅力的。(トワイライトは赤毛)
彼氏役が、コレマタ「ヴァンパイア」繋がり?
ドラマ「トゥルー・ブラッド」の「スティーヴン・モイヤー」氏。
メアリーがフランス語を勉強する為に学校に行くも、違った教室にいた為に、
間違いを指摘した講師役。その縁で、恋人になるのだけれど。
↑この方が恋人となると、必ずと言っていい程「ベッドシーン」が有りますねん。
なんでや? 知らんがななんですが…。
本作では、とっても優しくて好青年の役処で御座いました。
予告では、本作もかなり面白そうだったのですが…。何せリメイク版を見てしまっているので。
でも、オリジナルを見て、リメイク版を見るのは全然OKだと思います。
かなり別物になっているので。
共通している所は、元からある電話で「過去」と繋がる。←これがこの作品の大事なポイント。
大きな違いは、電話が掛かって来る相手に対して、本作…相手にしない。
リメイク…友達になる。
それと、本作…相手の声しか分からない。リメイク…最初から、相手も見せてくれる。
等々と映像的にも全然見せ方が違う。
怖さも、本作はミステリー部分が大きくて、其処まで怖さはない。ラストは苦笑。
リメイク版は、記事にも書いたがサスペンス部分が大きい。
で、やっぱ韓国産の方が残酷で怖いと思う。
本作の方は、さっき電話で待ち合わせの約束をしたのに、行き成りいない人になっちゃう。
(過去の相手に殺されてしまう為)なので、怖さよりも不思議な感じの方が強く思う。
折角、この設定がナイスアイディアだったのに、本作で其れすらもぶっ壊しているのが
元夫の「ストーカー」行為。←そのせいで、電話の相手より、元夫の方が怖い。
なので、本チャンの過去と繋がる狂気の女との電話の怖さが、元夫のせいで
半減しちゃっている。これは、物凄く勿体ない。
と、考えるとやっぱ韓国産リメイクって、秀逸なんだなって思う。
主人公が、恐怖や不幸ばかりに陥るだけでなく、幸せになったり~、其処からの不幸なので
その落差も、恐怖に繋がると思うし。
でも、メアリーが凄く可愛くて、もっと見ていたかったな。
でぇ~、本作の「マシュー・パークヒル」監督の過去作品の「dot the i ドット・ジ・アイ」を
見直したいと思った次第です。家にあったと思うけど…。今凄く見たいのん。
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